救急救命センター外来にて看護師として働いています。完全に良くなって帰宅できる方ばかりではありませんが、自分にできる看護を考えて提供し、少しでも患者様とご家族の心身の苦痛を取り除き納得してもらえた時に、とてもやりがいを感じます。患者様の苦痛や不安の軽快・改善により“笑顔”がみられた時、そして患者様やご家族からの「ありがとう」等の感謝の言葉をいただけた時には、この仕事をしていてよかったと思えます。自ら学びを深めていくことでその知識が役に立てることができ、職場でも知識・経験を生かした役割をもらえる仕事です。
私が看護師を志したのは高校生の時のことです。自宅で祖母が倒れているのを発見しましたが、自分では何もできず、己の無力さを痛感しました。命を救う事の難しさを感じ、人の命を救う事のできる仕事がしたいと感じて医療従事者に興味を持ちました。その中で、患者様にとって一番身近な存在であり、心身共に携わることのできることから看護師の仕事に魅力を感じました。
大学では、身体を理解するために体の構造や疾患について学ぶことからはじまり、病気による気持ちの変化、それらに対する対応の仕方、身近な世話をするための技術や薬についてなど、心身両面から患者様を看るための知識・技能を幅広く学びました。また、千葉科学大学では災害看護や多職種連携についても学ぶことができ、仕事を始めた今になって振り返っても、とても貴重な機会だったと感じています。テストや実習、レポートの提出など、看護学部での学びは決して楽ではありませんでしたが、サークルで気分転換をし、友人と支え合いながら楽しく学生生活を乗り越えることができました。
地方独立行政法人 総合病院 国保旭中央病院 勤務/看護学部 看護学科/2019年卒