仙台空港のある名取市の「名取中央クリニック」のリハビリテーション科には、私も含めて6名の柔道整復師が勤務しています。経験豊富なリハビリ長を中心に、患者様それぞれにしっかりと効果の望める施術プログラムを作成の上、リハビリにあたっています。特徴は、整形外科の医師の指示の下、連携を取りながら施術を行うという点。患者様が現在、どのような状態で、これからどんなリハビリを行うのが最善であるのかを、医師と共有しながら施術が進められるのは、患者様自身にとっても、良い環境であると感じます。それぞれの患者様が抱える悩みを、段階を踏んで改善できていると実感して貰えるのは、日々施術にあたる上で嬉しく思う点の1つです。
まずは、柔道整復師としてリハビリテーションの経験を積むことです。そして将来的には、地元である宮城県気仙沼市に拠点を置いて、スポーツをしている学生たちのサポートをしたり、さまざまな人達に運動をする機会の提供や運動習慣・運動方法を指導すること、そして痛みという悩みを抱える市民の方々を支えられるような柔道整復師になりたいと思っています。
色々な選択肢がある中で、これだと最初から決めるのは難しいと思います。なので、興味を持ったものからどんどん触れていくべきだと考えています。行動を起こしていくことが自分のためになると思いますし、どんなきっかけで自分の道が決まるかはわかりません。忙しい学生生活の中でも時間を見つけて、将来のための先行投資だと考えて時間を使ってみてください。学校選びは、実際に行ってみないとわからないというのが本音で、現場でないと伝わってこない雰囲気みたいなものがあります。なので、ネットで調べたり、パンフレットを取り寄せて、興味のある学校にはオープンキャンパスに行ってみることをオススメします!
医療法人社団 洞口会 名取中央クリニック リハビリテーション科勤務/柔道整復スポーツ科学科/2021年卒/接骨院、整骨院の先生であったり、病院や整形外科にあるリハビリテーションを行う柔道整復師をめざし、東日本医療専門学校に入学した熊谷さん。柔道整復師には、プロスポーツチームのトレーナーであったり、国際的なスポーツ競技会や主要な大会に帯同し、スポーツ選手と一緒に第一線で活躍している方たちもいるそう。「自分の好きなスポーツのトレーナーであったり、医療スタッフとして活動していきたいという方なら、目指すべき資格であり職業です」と語ってくれた。