笹沼琢さん（銀座ハリッチ麻布十番院院長）／日本医学柔整鍼灸専門学校【スタディサプリ進路】

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笹沼琢さん（銀座ハリッチ麻布十番院院長）

笹沼琢さん

【分野選びの視点・アドバイス】
まず、『美容鍼灸だから顔の美容だけに特化すればいい！』という風には思っていただきたくないのです。身体全体の調子を整えることの先に、お顔の美容があります。そこが鍼灸の本質だと考えています。私も美容鍼灸の施術では、身体の働きを高め、さらに外面にもアプローチする治療を大切にしています。ですので、学校での勉強は、全ての授業において美容との関連性を考え、学ぶ意識を持つことが重要と考えています。
身体の治療や美容にも効果を見出すことのできる鍼灸の可能性は無限大です。美容鍼灸師、男性鍼灸師の地位向上と、鍼灸師拡大を目指し、皆さんと共に盛り上げていけたらと思います！

【この仕事・分野を選んだきっかけ】
私自身の経験なのですが、歩くことのできないくらいひどい腰痛がたった５分ほどの鍼治療で腰を回しても全く痛みを感じなくなり、鍼の持つ力に魅せられたのがきっかけとなりました。そのとき、鍼灸師の方の東洋医学についてのお話を伺い、東洋医学の考え方に興味をもち、鍼灸師の道を志しました。
また、美容鍼灸師になりたいと考えた理由は、身体の治療はもとより美容面でも鍼の力を発揮することで、より多くの方に喜びと期待を遥に上回る『感動』を与える事ができるのではと考えたからです。年齢や性別を問わず、“綺麗になりたい”、“もっとかっこよくなりたい”という願望は誰にでもあると思うのですが、美容鍼灸はそれを叶えることができると考えています。

【学校で学んだこと・学生時代】
例えば、「解剖学」や「生理学」の授業で、肌の構造や生まれ変わりのサイクルを学んだり、東洋医学的な身体の調整とお顔へのアプローチをするときに、身体のツボとその関わりを持つことを授業で学べたことが仕事でも非常に役立っています。今でも施術しながら授業で学んだことをお客様への説明に加えたりしています。また、美容には身体の健康がとても大事だと考える基礎ともなりました。
日本医専の入学当初から美容の道に進みたいと決めていましたので、授業の全てを美容的な要素と絡めて考えていました。いま振り返ると、その点も良かったと思っています。