看護師の早期離職を防ぐ研究と実践を、「大学教育」と「病院現場」の両面から取り組んでいます。
共通する重要なポイントは、「互いを尊重しながら意見交換できる環境」です。自らの考えや悩みを上司などに伝えられなければ、苦しい状況に追い込まれますし、誤解を生むような表現で伝えてしまうと、孤立に繋がってしまいます。
大学ではディスカッションの機会を豊富に取り入れ、相互理解を前提としたコミュニケーション能力を育んでいます。病院現場では、新人研修や指導者研修などを通じて、世代間ギャップを乗り越え歩み寄り合える環境づくりなどを伝えています。
質の高い看護は、それを実践する看護師がやりがいを持ち、健康的に働き続けられる環境があってこそです。看護師が高い志を持って患者さんと向き合える環境づくりを、これからも追求します。
互いを理解し合うためのコミュニケーションを伝えています
吾妻先生が重視しているのは、患者さんにとっての最善を考える「倫理観」を育むことです。どれだけ高度な医療を提供できたとしても、それが本当に患者さんが求めているものかどうかを考える姿勢が欠かせません。その判断基準となるのが、「倫理観」だと吾妻先生は語ります。
「看護師は患者さんの一番身近な存在です。だからこそ見えてくる一人ひとりの思いに寄り添うケアを考えることが、看護師の重要な役割です。講義・学内演習・臨地実習などいずれの学びのステップも、患者さんにとっての最善とはなにかを常に意識してもらっています」
患者さんにとっての最善は何かを考えながら、技術・知識を磨いていきます
看護は人々を支えることを通じて自分自身も成長でき、新しい自分に出会えるやりがいのある仕事です。私もそんな経験をこれまで沢山してきました。ぜひいっしょに、看護の学びを通じて自分の可能性を広げましょう!
天使女子短期大学衛生看護学科を卒業し、北海道大学病院等で12年間看護師として勤務。1995年北海道医療大学看護福祉学部に編入学し、卒業後は看護教員として、日本赤十字看護大学、天使大学、甲南女子大学、京都府立医科大学医学部看護学科に勤務し、2023年より大阪成蹊大学 看護学部 学部長に就任。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。