ゲームプログラマーとしてさまざまなゲーム制作を行っています。主にキャラクターの挙動などユーザーが触って反応がある部分を担当。プランナーやデザイナーがゲームの中でこうしたいと言う動きを叶えるのが私の役割です。この仕事でやりがいを感じる瞬間は、自分が手掛けたプログラムによって、キャラクターが思い通りの動作をし、制作に関わる人たちから理解を得たとき。みんなで一つの物を作っていく場面にとても魅力を感じますね。職場には目標とするプログラマーがいます。今以上にたくさんの事を学び、その方を超える実力を身につけてさらに会社に貢献したいです。
幼い頃からずっとゲームが好きで、漠然とですが、自分もこんなゲームを作ってみたいという思いがありました。進学時期に友人とゲームを作ってみたいという話題が持ち上がったんです。中でも自分たちにはまったく知識のないプログラムの分野にあえて挑戦してみたいなということになり、大阪情報ITへの入学を決意しました。当時からずっと参考にしているゲームがあり、演出も凝っていて、「ここで伏線を回収する」「この部分で感動させる」といったように、ユーザーのことを考えて一つひとつしっかり作られている作品で、そのクオリティに感動。将来、自分もこのように人を感動させられるようなゲームを作りたいという思いが芽生え始めました。
学校のPC関連設備は、すべて最先端のモノだったので即戦力となるスキルが身につきました。シューティングなどの各種ゲームのプログラミングを基礎から習得できたことに感謝しています。学生一人ひとりが自由に作品づくりにチャレンジし、困った時は先生に質問する実践的な学びで確実に上達できました。ゲームの制作にはさまざまな役割を持つプロが関わっています。共同作業で一つの作品を作るにはプログラマーとしての技術だけでなく、コミュニケーション力も必要。学生時代にマンガやイラスト、声優など、他ジャンルのコースの人と関わることのできる環境で学べたことで、相手の意図を理解する力が身につき、今の仕事で役立っています。
株式会社イルカ 京都スタジオ勤務/ゲームクリエイターコース/2017年卒/在学中、基本から最新のテクニックまで、ゲーム制作の知識と技術をトータルで身につけたという山下さん。「早いうちからゲーム作りを通じて学生とゲーム業界のプロが交流するイベントや勉強会などに参加することをお勧めします。年齢に関係なく、ゲーム作りをするうえで相談できる仲間をSNSなどで作っておくこともゲームを知るうえでいいと思います。」とゲーム業界を目指す学生にアドバイスをくれた。