学校で身に付けたお菓子作りの基礎や作業習慣が就職後にしっかりと活きていることを実感。全国的にも有名なスイーツ店「ルタオパトス」ケーキ工房勤務の佐藤さんにお話を聞きました。
学校では、ホテルのシェフの方や有名スイーツ店のパティシエの方など、現役のプロの方に直々に教えてもらえたことが貴重な経験になりました。実際にプロの作業を見ていると、技術の素晴らしさはもちろんなのですが、凄い方ほど作業台の清潔さや器具の扱い方、身に付いている習慣の美しさがわかるんです。私も清掃や片付けは誰に言われなくてもしっかりとやろうと心掛け、その習慣は就職して現場に出た今も役立っていますね。
現在は店舗のケーキ工房で、系列店で販売している生ケーキの仕上げやカフェで提供しているデザートの仕込みなどを行っています。学校の実習で、生地焼きからナッペ、仕上げまでを経験し、デコレーションケーキの他にも焼菓子やムースなど何種類もの菓子作りの基礎を身に付けてきたことが活きています。また、学内販売の実習で培った経験も、職場でのコミュニケーションやお客様への対応などにとても役立っていますね。
職場ではケーキ作りだけでなく、仕込みのスケジュールを組むのも私の役割。学校の実習で経験した、限られた時間で計量から片付けまで終わらせるような作業時間の組み立て方も、身になっていると思います。また、実習は基本グループで作業するので、仲間とのチームワークの大切さを学べたことは、社会に出てからの協調性へと繋がりました。現在の職場も、スタッフ全員が楽しみながら働ける環境でとても充実しています。