介護福祉士は利用者の方との距離が近い分、気持ちが身近に感じられる職業だと思います。入職してまだ日は浅いですが、私の取った行動や声がけで利用者の方が安心し、「ありがとう」「助かった」という言葉をいただいた時はうれしかったです。難しく感じることは、利用者の方の様子に変化があった時どんな関わり方をしたらいいのか、瞬時に判断し対応することですね。朝、落ち着いていても、夕方になったら不安になるなどさまざま。困った時は先輩職員に聞いたりしながら、自分自身でも良い方法を模索し実践します。結果、良い反応が返ってきた時は達成感でいっぱいになります。「日々できることを一生懸命に!」それが今の私の目標です。
高校生の時、進路に悩みいろいろな職種を調べていく中で福祉関係の仕事が目に止まり、他界した祖母のことを思い出しました。当時、私は中学生。「助けになりたい」と思いつつも、どうしたらいいのかわからない…。もどかしいその時の気持ちがずっと心に残っていて、自然に介護福祉士に惹かれていきました。「生活の援助が必要な人を支える技術と知識を学びたい」という思いが強くなり、あいち福祉医療専門学校の介護福祉学科に進学。国家試験に無事合格し、介護福祉士としてスタートしました。一人前の介護福祉士をめざすことはもちろん、後輩ができた時に頼ってもらえる先輩になれるよう、もっともっと成長していきたいです。
介護福祉士になるための勉強は、排泄や入浴介助などの実践的なことのみだと思っていました。でもそれだけでなく、介護の歴史や法律、内臓や筋肉、骨の名称と起こりうる病状などさまざまなことを学びました。特に印象に残っているのは『認知症』についての授業です。アルツハイマー型認知症くらいしか知りませんでしたから、血管性認知症などいくつも種類があることや、生じる原因や症状も異なること、それぞれの症状に合ったケアが必要なことを学びました。今、介護にあたるうえでこの授業がいちばん役に立っています。教えてくださった先生は認知症に精通している介護のスペシャリスト。現場経験を交えた授業は実務的でとても興味深かったです。
特別養護老人ホーム 第2春緑苑 勤務/介護福祉学科/2023年卒/高校卒業後、長野県から『あいち福祉医療専門学校』に入学。「愛知県の学校を選んだ理由のひとつは姉が名古屋の学校に通っていたから。あいち福祉医療専門学校は介護機器が充実しており、先生は接しやすく、この学校で学びたいと思い選びました。在学中はいっしょに頑張る仲間のおかげで楽しい学校生活を過ごすことができました。」と代田さん。第一希望の現在の施設に入職。「先生の勧めで職場見学に伺った際、とても雰囲気が良く、ここで働きたい!とすぐに気に入りました。母校の先輩がいて心強かったですし、後輩も入職することが決まったので良い影響を与えられるよう頑張ります!」