新郎新婦にとって、人生に一度の晴れ舞台である結婚式。ブライダルスタイリストとして失敗は許されません。本番で失敗しないためにはとにかく練習することが大事だと伝えています。1回できたから次もできるということはありません。繰り返し練習することで上達し、本番のプレッシャーにも負けない自信と技術が身についていくんです。また、結婚式当日、新郎新婦はとても緊張しています。その日を笑顔で過ごしてほしいという思いで接することのできる、気配りができる人になれるよう、普段から意識して行動しなさい、と伝えています。
ベルェベルには、実際のお客様に結婚式を挙げていただくサロン実習があります。学生のうちから本番の緊張感の中で仕事ができる貴重な機会。ブライダル業界で働きたい学生にとって、とても良い経験になると思います。
「着付けは楽しいものだと思ってほしいし、着物のことを好きになってほしい」という思いから、普段はあまり着物に関わりがない学生たちが、知らない言葉や技術の難しさに苦手意識を持たないよう、入学当初は専門用語を使わずに、簡単でワクワクするような伝え方を意識しているという。学生との向き合い方については、「一人ひとりの考えや悩み、これまでの背景を知ったうえで、それぞれに合った指導を心がけています。私自身、できないこともたくさんあるし、失敗もしてきました。そういう学生たちに寄り添っていきたい」と話してくれた。
ブライダルスタイリストの仕事は大変ですが、多くの人たちの幸せに関われる仕事。あなた自身もとても幸せな気持ちになれる素晴らしい仕事だと思います。人に喜んでもらえる技術をベルェベルで一緒に学びましょう!
専門:着付け、ブライダルスタイリスト、美容師 ほか
勤務していたヘアサロンで美容師としての業務に加えて、新郎新婦、参列者のヘアメイクや着付けを担当。その後、フリーのブライダルスタイリストとして活躍。たくさんの結婚式に携わってきた。ヘアサロン勤務時代から指導してきた後輩の成長がうれしく、やりがいを感じていたこともあり、現在は神戸ベルェベル美容専門学校で教員を務めている。