日々新しい案件を手掛け、チャレンジの連続です。
この仕事では、企画立案からデザイン制作、撮影・レタッチディレクション、入稿・校正確認に至るまでデザインに関わる全ての工程に携わります。デザインだけを作るオペレーター的な業務ではなく、クリエイティブディレクターやコピーライター・プランナー・カメラマンなどと協業し、幅広いクライアント業種×制作領域(屋外広告、店頭、Web、映像、イベントスペースなど)の中で最適解を見つけながら、アート領域全般の制作責任を担うお仕事です。責任の大きさとともに、日々さまざまな業務に挑戦できることにやりがいを感じながら働いています。
入学時、デザインの知識はゼロでしたが、美しさの概念を五感で紐解くなど、ロジックも含めて幅広くデザインの基礎を学ぶことができたので、徐々にデザインのポイントがわかるようになっていきました。授業では感覚的にデザインするのではなく、道筋を立てて企画を考える練習を行いました。時には、自分のデザインに対して教授から厳しいフィードバックを受ける挫折も経験したことで、精神的に鍛えられたとともにより良い手段や解決策がないか探求する習慣もつきました。仕事ではアイデア出しから企画書づくり、プレゼンする力も求められますが、大学時代に培った力が役立っていると感じています。
自分の手掛けた広告が話題になるととても嬉しいです。
広告の世界に興味を持ったのは大学3年次。マーケティングの授業で広告のキャッチコピーを考えることや、新聞広告を見る時間が好きだと気づき、広告の奥深さに惹かれていきました。広告代理店のインターンシップに参加したり、学外の広告コンペに挑戦したりする中で楽しさが積み重なり、この職に就きました。広告で一番最初に人と触れ合うのはデザイン。だからこそデザインのクオリティで妥協はしたくありません。限られた時間の中で、納得できるものづくりをして世の中に出すというデザイナーとしてのプライドを大切にしています。今後はアートディレクターとして独自のカラーを身につけ、「この人に」と指名してもらえる存在をめざしています。
社内の食堂はホッと一息つけるお気に入りの場所です。
株式会社 博報堂プロダクツ 勤務/メディア造形学部 デザイン学科/2019年3月卒/進路選択の時期、テーマパークのお土産開発に興味を持ち、人の心を豊かにし、記憶に残る経験にアートジャンルでかかわってみたいと思い、デザイン学科を選択したという山田さん。広告の仕事について「流行の源流にいるといううれしさも感じる」と語り、「今後はマーケティングの知識を増やしつつ、ファッショングラフィックやエンタメの仕事を増やしていきたい」とステップアップを見据えている。これまでの経験から「人生にストップをかけるのも、チャレンジするのも自分自身。高校生の皆さんも自分にとってワクワクする道を選んでみてほしい」と語る。
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