作業療法士としてリハビリテーションの現場に飛び込んだばかり。今は先輩にサポートしてもらいながら、脳疾患の患者さまが日常生活に戻れるようリハビリテーションを担当しています。受け持つのは高齢者の方が多く、ささいな体調の変化やつまずきなどのリスク管理には特に気を配っています。一人で任されることも少しずつ増え、仕事に対する責任感も膨らんでいます。同時に、やりがいも日々、感じています。やはり一番背中を押してくれるのは患者さまからの「ありがとう」の言葉です。作業療法士1年目、知識も技術もまだまだレベルアップしていかなければなりません。患者さまからいただく感謝の思いを力に変え、前へ前へと歩み続けています。
医療系の資格を手にリハビリテーションの現場で働きたいと考え、大阪人間科学大学に進みました。振り返ると、大学4年間は楽しかったですね。キャンパスは明るい雰囲気で、同じ道を目指す友達と充実した設備を使い、レベルアップに励んだ毎日はいい思い出です。4年次にあった学外実習では2カ所の病院で、合計4カ月間もリハビリテーションの現場にふれることができました。大学で学んだ知識・技術を現場で実践する中で、新たな気づきがたくさんあり、成長を実感することができました。国家試験対策も手厚かったです。先生にきめ細かく指導してもらいながら、段階を踏んで国家試験に臨むことができました。濃密な4年間が今に繋がっています。
作業療法士を目指している方に質問です。どんな作業療法をしたいですか。医療機関や福祉施設など作業療法士が求められる場は多彩です。どの分野で活躍したいかをイメージしておいてください。そして、もしリハビリテーションの現場に進むならば、どの疾患に興味がありますか。私は今、脳疾患の患者さまをサポートしていますが、病気やケガに応じて対応の仕方は変わってきます。また、医療機関ごとにセラピストの数は違います。作業療法士としての未来図をしっかりと描き、自分が最も活躍できる道を探ってほしいです。私自身、目指すはいろいろな疾患に対応できるオールラウンダーの作業療法士。目標に向かって1日1日を大切に成長していきます。
生長会 ベルピアノ病院/保健医療学部 作業療法学科/2024年卒/大阪府堺市出身。大阪府立信太高校卒業後、大阪人間科学大学 保健医療学部 作業療法学科に進学。同学科の第1期生として学び、豊富な演習や学外実習などを通して実践的なスキルを磨く。2024年3月に同大学卒業後、生長会ベルピアノ病院(堺市)に就職。作業療法士として高齢者を中心にリハビリテーションを担当している。