視能訓練士として眼科を受診された患者さまの検査を行います。検査内容は視力検査、視野検査、眼底検査、斜視検査など眼科全般の検査を行っていますが、中には造影検査や斜視検査など特殊な検査も多数あります。患者さま一人ひとりのキャラクターや要望を読み取り、その人に合ったやり方や検査説明の方法を考えて仕事にあたるよう常に心がけています。「あなたに検査してもらえてよかった」、「また検査して欲しい」と言われた時は、とてもやりがいを感じます。患者さまからの「ありがとう」の言葉にいつも救われています。今後は、難症例の患者さまの検査なども担当できるよう、自分自身のスキル向上を目指していきたいと思います。
高校2年生の夏頃から様々な医療職を検討し始めました。その中で“視覚”という人間にとって非常に重要な分野に興味を持ち、眼科で働く人の話を聞いたり参考書を読んだりするようになったことで、眼科の中でも分野が分かれており、非常に奥深い分野であると知り、目指すようになりました。実際に仕事現場では大変なことも多々ありますが、それ以上にやりがいを見つけることができました。自分自身がやりたいことや興味があることを仕事にできれば、大変なこともやりがいに感じることができると思います。
参加した学校説明会で、専門分野だけではなく福祉についても学ぶことができるところに魅力を感じ、大阪人間科学大学への入学を決めました。大学の実習先がクリニック、総合病院、大学病院と多岐にわたるため、自分がどの現場が向いているかなどしっかりと考えることができ、先生方には親身に相談に乗ってもらえました。実習では臨床でしか学べないことがたくさんあるため、自ら質問に行くなど積極的に行動するようにしていました。大阪人間科学大学の授業は少人数制ということもあり、テスト前や国家試験前は全員が一体となって勉強に励める環境であるところも良かったと思います。
兵庫医科大学病院/人間科学部 医療福祉学科 視能訓練専攻/2019年卒/「経験豊富な視能訓練士のもとで自分自身のスキル向上を目指したい」と思い、兵庫医科大学病院にて視能訓練士として活躍中の伊東さん。業界で求められる人物像について「患者さまの年齢層が幅広いため、どの年代の方にでも対応できる臨機応変さとコミュニケーション力が求められます。私は在学中、オープンキャンパスのスタッフをしており、高校生や保護者の皆さま、教職員の方々など様々な年代の方と関われたおかげで、臨床でも臨機応変に対応できるようになりました。」とアドバイスをくれました。