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私立大学/愛知

アイチトウホウダイガク

特別講座を通じて小学校教員をめざす

飯田OIDE長姫高等学校
三沢 蒼 2021年度入学

【高校生の時に見つけた、「自分が本当に進みたい道」】

―三沢さんは小学校教員になるために日々勉強されているとのことですが、いつからめざそうと思ったのですか?
はい、もともとプログラミングやロボット制作に興味があり、高校も工業科に通っていました。
その流れで大学も理系の大学を考えていましたが、高校3年生の時に改めて自分の将来を考えなおしました。
そして、自分の本当にやりたいことは小学校教員だと気づきました。

―かなり大きな進路変更でしたね
進路を変更する時も「なるようになる!」と思い、不安もあまりありませんでした。
もともと自分が小学生時代の担任の先生に憧れていたのも大きいです。

―その後、愛知東邦大学に入学して、印象に残っている授業はありますか?
「総合表現技術」です。
劇団うりんこの劇団員の方から教わる授業です。
最後にはそれぞれのグループで10分程度の劇を発表します。
最初から劇に挑むことは恥ずかしさがどうしても出てきてしまいますが、いくつかのワークを通じてそういった感情を取り除いていきました。
私は主人公と大道具担当になり、恐竜を作りました!

―私も劇の見学に行きましたが大作でしたね!
最初は照れくさい気持ちだったのに、実際進めていくと、もっとこうしよう!ここを工夫してみよう!と、みんなからアイデアが次々に湧いてくるから不思議でした。
そのおかげでセリフを覚えることも大変でした(笑)
表現の大切さを学ぶとともに、段階を踏む授業の進め方も本当に参考になりました。

【採用試験対策「特別講座」での学び】

―現在、教職支援センター主催の「特別講座」(※以下、特講)で日々試験対策をされていますよね
はい、今は同じ小学校教員をめざす10人の仲間たちと一緒に頑張っています。
この講座は大学3年生から始まりました。
2年生の時に募集がかかり、どのくらい本気で教員をめざしているかを確認するため、面談が行われました。
そのおかげか全員熱量が高く、日々切磋琢磨し合いながら勉強しています。

―主にどういった対策を行っているのですか?
一次試験である、教職教養や法律などを辻先生(現在は鈴木先生が引継ぎ)から教わりました。
テキストを解いていくのはもちろんですが、小学校の校長も務めた辻先生から実際の経験をもとに具体的なエピソードを話してくれました。
なぜそれが必要なのか・実際の現場ではどう活用されているのかを知り、ただ暗記するだけとは比べ物にならないくらい自分に吸収できました。

―ほかにはどうでしょうか?
二次試験である、小論文や面接の練習は山本先生から学んでいます。
先生が面接官となり、特講メンバーの前で模擬面接を行います。
始めは的外れなことを答えてしまう時や、法律を知らないと答えられない質問も多く、答えを深掘りされると戸惑う場面も。
改めて一次試験の対策にも気合いが入りました。

―なるほど、他のメンバーの模擬面接の様子を見ている時はどうでしょうか?
他のメンバーが面接をしている時は、自分ならなんて答えるかを常に考えています。
覚えているのは、「いじめにどう対処しますか?」といった質問に自分の意見と全く違うことを言っている人がいて、驚きました。
このようにただ見ているだけでなく自分にはない発想や考え、勉強不足な点も発見できる機会です。

―小論文の対策はいかがでしたか?
私の場合、2つの自治体を受ける予定ですので、少し大変でした。
自治体ごとにお題の傾向も変わるため、両方をこなしていく必要があったからです。
テーマは例えば「いじめの発生件数グラフを見て、意見を述べよ」や「探究的な学びを教師目線で述べよ」などがありました。
書いた小論文は毎回山本先生が丁寧に添削してくださいます。

―具体的にどのような小論文添削を行ってくれるのでしょうか?
言葉遣い・もっと具体的に・否定文ではなく肯定文を使いましょう!など、時にはA4用紙2枚分くらいのフィードバックをいただくことも。
それを見て改善していくことももちろんですが、こんなにも真剣に向き合ってくださっているのだと思うと、背筋が伸びる思いです。

―先生方も全力で特講に臨まれているのですね
先生たちの熱量には本当に励まされています。
その他にも、鈴木先生からは各教科の学習指導要領や一般教養を教わっています!

【仲間の存在とめざす教員像】

―特講では試験対策以外の活動も活発ですよね
そうですね。
まず、「指導力向上特別講座」があります。
指導者としての使命や責任感を養うことを目的に行われています。
これまで、多くの小学校で既に導入されている、AI型教材「Qubena(キュビナ)」やクラウド型授業支援アプリ「ロイロノート」の使用方法や活用方法を企業の方から教えていただきました。
技術はもちろんのこと、こういったデジタルツールをどう授業で活用していくかがとても大切だと学びました。

―その他はいかがですか?
実際に小学生へ行く機会も多いです。
授業や入学前説明会の見学、出前授業のお手伝いなどです。
授業の見学は先生によってこんなにも進め方が違うのか!と本当に勉強になります。

―共に特講を頑張っている仲間について教えてください
同じ目標に向かって一緒に走っている仲間からは、日々刺激を受けています。
1人だけでは途中で挫折していたかもしれません。
授業がない時もみんなで課題や面接練習、わからない問題を一緒に解いてみたりするなど、特講の時間外でも支え合っています。
採用試験の期間を仲間とともに乗り越えたいです!

―最後にめざす教員像を教えてください
とにかく楽しい授業ができる先生になります。
子どもたちが好奇心を持って前向きに取り組める授業であれば、クラス内でのトラブルも大半が解決できるのでは?と思っているからです。
そのために今から教材研究を重点的に行い、授業の見学をさらに重ねるなど、自分なりの正解を見つけていきたいです!
愛知東邦大学(私立大学/愛知)
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