小学校教員・幼稚園教員・保育士を養成する「教育学部 子ども発達学科」。名古屋市公立学校の教員をめざし、日々採用試験対策の勉強を続けている中村さんに、ご自身の学生生活についてレポートしていただきました。
教職支援センターが行っている「特別講座」の受講生は現在11名。通常の授業とは別に、一般教養・教職教養・面接・小論文などの勉強を繰り返し集中的に行う採用試験対策講座で、先生方には元小学校長の先生もいらっしゃいます。受講生が少人数なこともあって、先生方との距離も近く、同じ目標を持った特講生同志で励まし合ったり、助け合える環境は特別だと思います。特講出身の先輩の多くが、いま現役教員として活躍されています。
「特講」は筆記・面接対策が中心ですが、ここで紹介したい「指導力向上特別講座」は、指導力や責任感を養い、向上することを目的にした講座です。名東区内の小・中学校協力のもと教育現場の視察を行う「学校園等行事参観」や、ICT教育を中心とした「新教育課題探究」など、採用・赴任後を見据えた内容になっています。「学生主体TCL(Teaching profession Childcare Learning)活動」では、模擬授業や板書練習などを行っています。
名古屋市公立学校教員採用選考試験は、ハードルが高いことで知られています。私は、夏から始まるこの教員採用試験と、秋に実施される教職大学院入試の両方の合格をめざし、日々勉強を続けています。当時は他大学も検討していましたが、県内の私立大学でここまで教職課程に力を入れている大学はないと思います。教職員の方々・友人たちとの出会いも含めて、現在は愛知東邦大学に入学して本当に良かったと感じています。