術後の経過を確認し、患者様が回復に向かっているのがわかった時がこの仕事で一番やり甲斐を感じる瞬間です。私は術前訪問の際、患者様に「いっしょに頑張りましょう」と声を掛けるようにしています。また、手術の際は麻酔が効くまでの間に「大丈夫です。心配はいりません」とお話して気持ちを和らげます。不安な気持ちを抱えている患者様に話し掛け、心をケアできるところが看護師の仕事の魅力だと思います。どのように声を掛けるべきか迷う時もありますが、できる限り親身になって優しく声を掛けることで、術後に患者様から「親切にしてくれてありがとう」と言っていただけることが増えました。そういった時も大きなやり甲斐を感じます。
医療ドラマを見て医療の仕事に憧れを抱いていました。そのドラマの中では様々な医療従事者が連携し、患者様を快方へと向かうために頑張っていました。その人たちの姿が格好良く感じました。本格的に「医療の道に進もう」と考えたのは家族が亡くなったことがきっかけです。高校生の頃、同じぐらいの時期に祖父母をともにガンで亡くし、最初は「ガンを小さくするのに貢献できる診療放射線技師になりたい」と考えていました。その後、様々な医療従事者の仕事について調べていくうちに、「より患者様に近く、お役に立っていることを肌で感じることができるのは看護師だ」と考えるようになり、看護師を目指すことに決めました。
入学直後から看護師と保健師の両方の仕事について学びました。看護師は患者様をケアする職業です。それに対して保健師は健康な方が対象です。健康であるためには食生活や生活習慣など、どのような毎日を送るかが大切で、そのことは看護師の仕事にもつながることだと思います。また、学生時代は看護実習が多かったと実感しています。実習の中で学んだことは現在の仕事で役立つことばかり。患者様と接する現在になって「こういうことだったんだ」と気づくことが多いです。また、インターンシップも印象に残っています。机上で学ぶだけではわからないことを経験できただけでなく、医療の仕事に就いた自分の姿を想像することもできました。
旭ろうさい病院 勤務/保健看護学科 卒/2018年卒/愛知県尾張旭市の公的な病院である「旭ろうさい病院」で看護師として働いている山田さん。本学を卒業後、同病院に就職して6年目。最初の3年間は病棟を経験し、その後の3年間は手術室を担当。患者が安全かつ円滑に手術を受けられるように様々な医療従事者と連携し、施術のサポートを行う。今後の抱負を聞くと、「後輩の育成により力を入れ、さらに地域医療に貢献していきたいです」と語ってくれた。