インストラクターとして担当しているのは初心者がほとんどで、基礎から教えています。この仕事の一番の魅力は、子どもたちの成長を間近で見られるところです。ダンス用語をひとつ覚えるのも成長、前回やった踊りを覚えているのも成長。お母さんがいないと泣いていた子がいつの間にか一人でも笑顔で踊れるようになったりします。様々な成長を見せてくれるので、教えること自体が楽しみになっています。好きなチアダンスで、子どもたちの成長に寄り添えるのは、嬉しく、やりがいを感じます。
小学校1年生からチアダンスを始めて、以来ずっと尚美学園大学の女子チアダンス部でも活動しました。競技に取りつかれたように過ごしたということもあり、大学3年生になった頃はやり尽くした気持ちになり、卒業後はチアダンスから離れるつもりでいました。しかし、最後の大会に向けて練習をしているうちに名残惜しくなり、ダンスから離れたら自分ではなくなってしまう気がして、今後も続けていきたいという思いが生まれました。様々な指導者の方と出会ったことで私は今、ちゃんと生きられています。そういうきっかけを今度は子どもたちに与えられる人になりたいと思い、インストラクターになろうと決めました。
インストラクターになって感じるのは、単に踊れるだけではなく様々な知識が必要だということです。インストラクターになる決心をしてからは、監督やコーチが練習で何を言うか、どんなアドバイスをするかを真剣に聞いて参考にするようにしました。大学で学んで良かったことは、トレーニング方法や体の動かし方、ケガ予防などのスポーツ医学です。また、チアダンス部には舞台表現を学んでいる学生もいたので、刺激にも、勉強にもなりました。
株式会社Gravis 勤務/総合政策学部 ライフマネジメント学科 ※現 スポーツマネジメント学部 スポーツマネジメント学科/2023年卒/小学1年生からチアダンスに夢中になり、小中高と続け、尚美学園大学でも女子チアダンス部VERITASに所属。アメリカ大会での優勝、キャプテンを経験。チアダンスを通して様々なことを学べたことから、自分も子どもたちにチアダンスを教えたいと考え、チアダンススクールを運営するGravisに入社。