特定のダンスカンパニーや事務所に所属していない、ダンサー・振付家として活動しています。カンパニーの公演、ミュージックビデオ、ライブのバックダンサーとして出演するほか、私自身が振付家として振付をした作品を上演しています。まだプロとしては1年目なので、「これが私です」と言える作品を自分でつくりたいという強い想いがあって、どこにも属さない道を選びました。
ダンサーを目指すなら、「キラキラ輝いて見える人」をまず見つけることです。その人の舞台を全部観て、その人と接点を持てるワークショップに行く。その人と話す、表現をまねる。ということが一番の近道だと思います。私もそこからやりました。大事なのは、その憧れの人を軸にして「自分」を知ることだと思います。なぜ良いと思ったのか?自分はどんなダンサーになりたいのか?と深く考えた時に、階段を1つ上がれると思います。
尚美学園大学に入学して感じたのは、「いろいろなことが学べる」ということでした。学科以外の科目も選択してカリキュラムが組めるので、興味を持ったことにどんどんシフトしていけます。私はダンスだけでなく、デッサンや照明、音響なども学ばせてもらいました。今、ダンサー・振付家として活動する中で、それらが本当に役立っています。興味を持ったことは、何でも幅広く学ぶことをおすすめします。
フリーランスのダンサー・振付家/芸術情報学部 舞台表現学科/2021年卒/幼い頃から高校まで新体操を続け、尚美学園大学でダンスと出会う。初めて受けた外部のオーディションで不合格となり、「ダンスをやりたい!」という気持ちに火が着き、ダンスの勉強に夢中になる。卒業後、フリーランスのダンサー・振付家となる。2021年12月に、世界的な振付家コンクール「ヨコハマダンスコレクション」新人振付家部門で最優秀新人賞を受賞。