就職した現在は、大型複合施設「パシフィコ横浜」の音響をはじめ、その他の公演の音響を担当しています。観客の反応は、機材の仕込みやオペレート次第でやはり変わります。音づくりには、やりがいを感じますね。音響の仕事は、技術以上に経験がとても大切です。様々な現場での音づくりが、次の場所で活きます。「あの時はこうだったから、今回はこう調整しよう」と、経験を応用することで良い音を出すことができれば、自分のレベルアップにつながります。そして、もっとできるようになりたい!というモチベーションになります。
放送部に在籍していた高校生の時に、3年生の歓送会でプロのオペレーターの方に音を出すタイミングを伝えたのが、音響に興味を持ったきっかけでした。とはいえ自分が音響に向いているのか分からないし、映像にも興味があったので、両方を学べる尚美学園大学を選びました。大学では、音響のオペレートはもちろん、機材の仕込み、レコーディングの勉強もしました。映像系でも、テレビ番組のカメラマン、映像編集、ドラマ制作も体験。やりたいことが多すぎて、あれもやりたいこれもやりたい!ってなっていました。どれもやることができるんです、尚美学園大学は。いろいろ体験して、やっぱり音響!ってなりました。
私は、大学のキャリアセンターのサポートで就職できたと感じています。キャリアセンターには音響の採用情報が充実していたので、その情報だけで就活ができました。スタッフの方との面接練習で話せるようになってから、内定もいただけるようになりました。音響の仕事に詳しいスタッフが多いので、アドバイスがすごく参考になります。将来の道を決める時に、とても頼りになると思います。
株式会社パシフィックアートセンター 勤務/芸術情報学部 情報表現学科/2020年卒/高校2年の時にプロの音響オペレーターの仕事に触れて興味を覚え、音響が学べる尚美学園大学に入学。学内外での体験を通じて、コンサート会場などでの音響の仕事が向いていると実感し、現在の会社に就職。パシフィコ横浜の音響担当として活躍している。