4月で小学校の先生になって5年目。忙しい日々ですが子どもたちが成長する姿を直に見られ、充実した毎日を送っています。心がけているのは子どもたちが少しでも理解しやすいように自作の教材などを使って授業をすることです。また、授業ではきっちり“先生の顔”を見せていますが、休み時間にはアニメや動画投稿サイトなどの話をしたりして、子どもたちとの距離を縮められるようにしています。若くまだ経験の浅い教師ですが子どもたちとしっかり信頼関係を築いていきたい、そんな思いからです。そうして子どもたちが「先生!先生!」と目を輝かせ親しみを込めて集まってくれた時、先生という仕事のやりがいを実感しています。
学生時代ずっとサッカー部だったのですが、父が関わっていたサッカーチームで子どもたちにサッカーを教えたことが小学校の先生になりたいと思ったきっかけです。自分が小学生の時の先生のイメージは少し距離がある感じでした。父のサッカーチームで感じたのは子どもたちと対等に接しても、誠実に接していれば子どもたちはついてきてくれるという想い。小学校の先生になるのに一番の近道はどこかという観点で進学先を探した時に見つけたのが東京福祉大学でした。教職課程支援室などもあり、教員採用試験の結果も上位をキープしていたので、公立の小学校の先生になりたいと思っていた自分に合っているなと感じました。
東京福祉大学の授業はほとんどがアクティブ・ラーニング。対話型といわれるこの授業は小学校教育でも取り入れられ始めています。そのため、自分が大学時代に経験したアクティブ・ラーニングを現場で実践することができ、授業中に子どもたちに発言を求めたり、意見交換をさせることによって授業が活発になっていると感じます。また、子どもたちが消極的な時などは、自分が会話を活性化して発表しやすい雰囲気を作っています。そして、頑張った生徒はしっかりと褒めてあげること。これも常に心に持ちながら仕事に取り組んでいます。先生として良いスタートを切れたのは大学時代の学びのおかげだと思っています。
埼玉県公立小学校勤務/教育学部 教育学科/2018年卒/学生時代に熱中していたサッカーを子どもたちに教えたことがきっかけで、小学校の先生になりたいと考えるようになった菊地さん。東京福祉大学に進学したのは、教職課程支援室などがあり、公立の教員採用試験の合格に強かったから。大学3年で母校である小学校へ教育実習に行った時は感慨深いものがあったとか。現場の先生方の授業を観察し、発問の仕方、間のとり方、雰囲気によって全然違う授業になることを実感。この経験が大学に戻ってからの学習意欲により一層火をつけることになったという。5年目となる今年も全力で子どもたちと向き合うと意気込みを滲ませていた。