現在は医師事務作業補助者として、医師の診察のサポートを行っています。幼い頃から医療に携わる仕事に興味があったほか、人の役に立つことと話をすることが好きだったため、医師や患者さんのためになれるこの仕事を志しました。困っている患者さんに声をかけて「ありがとう」と言っていただいたときは、とても嬉しいです。忙しい日々ですが、この言葉を聞くと頑張ろうと思えます。また、私が大切にしていることが、患者さんに寄り添うこと。患者さん一人ひとり個性がありますし、毎回違った感情があるので、それぞれに合わせた対応を心掛けています。そうすることで、来院される際の不安な気持ちを少しでも軽くしたいと思っています。
大原は、多くの資格取得に向けた勉強ができ、就職先の選択肢も広いところが特長だと思います。在学時、私もさまざまな資格を取得するために、分からないことがあったら積極的に先生に質問していたことを覚えています。取得率が低い資格の試験前など、先生に質問しながらたくさんの問題を解いて自信をつけたり、同級生とお互いの分からないところを教え合ったりして、勉強に励んでいました。先生方がすごく親身になってくれて、とてもいい環境だったと思います。また、授業で習ったことでは、電話対応やビジネスマナーなどが仕事をする上ですごく活きています。仕事を始めたばかりの頃から自信を持って業務に取り組むことができていました。
医師事務作業補助者は、医師が診察をスムーズに進められるように、先のことを考えながら行動できる人が活躍する仕事だと思います。正確かつ迅速に作業できることが大切ですね。また、私は学生時代にインターンシップへ参加するほか、先輩にたくさん話を聞いていました。そうした経験から、医療事務と言ってもさまざまな職種があることや、仕事の続けやすさややりがいを知ることができ、就職する際に迷いはなかったです。これから進路や職業を決めるにあたっては、自分自身が「何をやりたいか」「どんなことをして世の中に貢献したいか」を考えることが大切だと思います。そうすることで、進みたい分野が見えてくることでしょう。
社会医療法人北楡会 札幌北楡病院 勤務/医療事務2年制学科 卒/2022年卒/「患者さんにとって最適な医療を行う」という病院の理念と、自身の「患者さんに寄り添いたい」という想いが合っていると感じて就職を決めた石原さん。日々たくさんの仕事量をこなし、患者さんとのコミュニケーションからやりがいを感じて頑張っているという。将来について聞くと「科ごとに業務内容が異なるため、先輩に教えてもらいながら全ての科の仕事を覚えて、周りから頼られる人になりたい」という目標を教えてくれた。