20代半ばでの独立は異例の早さでしたが、美容学生時代からの夢だったメンズ専門美容室を2店舗経営し、毎日やりがいを感じています。メンズカットはバリエーションが少ないと思われがちですが、画一的なスタイルではなく、お客様一人ひとりの顔の形に合わせたオリジナリティのある髪型を提案することにこだわっています。月400名ほどのお客様にご来店いただき、SNSでの発信を通じて「自分だけの髪型」を求めて来てくださる方も多くいます。美容師にとって最も大切なのは確かな技術だと考えています。接客の良さだけで選ばれ続けることはできません。ハイレベルな技術を提供することで、お客様との信頼関係が築けると実感しています。
中学1年生の時に友達の髪をセットしてあげたら、その友達が嬉しそうな表情で1日を過ごす姿を見て、「これを仕事にできたら、人の人生を変えられるかもしれない」と思ったのを、今でも鮮明に覚えています。当時は田舎で、男子が髪をセットすること自体珍しく、からかわれることもありました。でも、友達の喜ぶ姿を見て、もっと多くの人に同じような喜びを届けたいという思いが芽生えました。当時からメンズカットをしたいと思っていたので、有名なメンズ専門の美容師を多く輩出している早稲田美容専門学校に入学しました。人を幸せにしたいという熱い想いを持って、メンズカットを通じてお客様に喜びを届けていきたいと考えています。
顔の形や髪質をしっかりと伝えて似合う髪型を提供
ワセビは真面目な学生が多いという印象でした。少人数制で先生との距離が近く、一人ひとりにしっかり目が届くので、気を抜いている学生がいなかったのかもしれませんね。美容師になったいま実感するのは、「当たり前のことを当たり前にできる」という校風がいかに素晴らしいものだったかということ。挨拶や清掃など、基本的なことを全員が同じ基準で実践する。一見些細なことに思えるかもしれませんが、この習慣は美容師として働く上で大きな財産となりました。というのも、美容業界では技術だけでなく、人間性も重要な評価基準となるからです。学生時代からこうした基本的な心構えや習慣を身につけられる環境はとても貴重だったと感じています。
大切なスタッフたち
株式会社ACE 代表/美容科/2019年3月卒/早稲田美容専門学校卒業後に就職した美容室で、1年11カ月という早さでスタイリストデビューを果たした西岡さん。2024年に、青山に念願のメンズ美容室を開店。今後は店舗数を拡大するとともに、渋谷に大型店の出店を視野に入れている。スタッフを大切にする経営で離職率の高い美容業界に一石を投じながら、チーム一丸となって顧客の幸せに貢献することを目指している。
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