私の専門は「運動器理学療法」で骨や筋肉、関節など体を動かす組織に障がいを持つ人に対して、症状の回復を図ります。中でも「運動器徒手理学療法」と「レッドコード」という北欧ノルウェー王国で発展した技術が得意分野で、国際的な資格を取得しています。レッドコード・エクササイズは世界的アスリートが活用したことで注目を集めた、体重を利用して行う運動のことです。真っ赤なコードとスリングと呼ばれる帯に自分の体重をかけ、不安定な状態をコントロールしながら正しい姿勢でエクササイズをすることで、体のバランスを整えたり、関節の動きをスムーズにしたりすることが可能です。レッドコード・エクササイズで痛みがなく、正しい刺激を与える運動を続けることで、治療にも運動機能の低下予防にも役立つと期待されています。
1年前期から実技を取り入れ、解剖学や生理学、運動学などの基礎学問への興味も引き出しているそう
ゼミでは「運動器徒手理学療法」と「レッドコード」の授業をさらに深められるよう、工夫しています。卒業研究でもこれらの専門をテーマにする学生が多く、過去には「適正負荷トレーニングがパフォーマンスに及ぼす影響と運動学習の検証」に取り組んだ学生もいました。コードやスリングを使って負荷の調整を行いながら、正しい姿勢を保って運動できる限界ラインについて研究したのですが、新たな発見となりました。私のゼミでは学生の主体性と自主性を尊重しているので、臨床実習や国家試験対策もゼミの仲間で支えあって取り組んでいます。
大学生としての自覚をもち、社会人に向けて自立のために多くの経験ができるよう配慮している
理学療法士になるためには、「何を学ぶか」「どこで学ぶか」がとても大切です。恵庭市の恵まれたキャンパスと多彩な学部学科がある環境の中で自分の可能性を伸ばし、自立した生き方ができるようサポートします。
「臨床やスポーツの現場では、技術や経験の蓄積が大事」と話す大森先生
専門分野:運動器徒手理学療法、レッドコード
東京衛生学園専門学校リハビリテーション学科卒業後、理学療法士となる。2022年、札幌医科大学大学院保健医療学研究科徒手療法学専攻修了。2006年に人間科学部理学療法学科(現医療保健科学部リハビリテーション学科理学療法学専攻)に着任。准教授を経て教授に。整形徒手理学療法国際認定、Redcord CNP、鍼灸あん摩マッサージ指圧師
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