私が勤めている洋菓子店は厨房がガラス張りになっているので、ケーキをつくりながらお客様の反応を見ることができるんです。私がつくったケーキでお客様がニッコリしてくださったり、「可愛い!」「すごい!」という歓声が聞こえてくるときが、やりがいを感じる瞬間です。また、私がつくったケーキがSNSに載っているのを目にしたときも、うれしくて「また頑張ろう!」という気持ちになります。いまはケーキの仕上げや仕込みのほかに、チョコプレートに絵を描くキャラクターデザインを任されています。いつか、自分でイチからつくったケーキをお店に並べられるようになるのが目標です。そのためにたくさんの経験を積みたいと思います。
名古屋製菓専門学校は製菓実習の時間がたっぷりあり、2年間でたくさんのレシピを経験できるところが魅力です。実技テストでは、自分で作業工程を決めたり生地の状態を判断する必要があるので、どれだけ理解できているかが問われます。ですので、普段から疑問に思ったことやわからないことはきちんと理解できるまで先生に質問したり、もっと改善できるところがないかアドバイスをもらったりしていました。名古屋製菓専門学校は熱心な先生ばかりで、いつも私の質問に丁寧に答えていただき、パティシエとしての基礎や仕事をする上での大切なことをたくさん教えていただきました。それがいま、とても役立っています。
パティシエとして働くなら、自分で考え、自ら行動する習慣を身につけることが大切です。そして、「もっと美味しいケーキをつくろう」「もっときれいに、可愛くつくろう」という向上心を持ちつづけること。それを忘れないでください。また、学校を選ぶ際は、ぜひオープンキャンパスに参加しましょう。実際にその学校に通っている先輩たちに学校の雰囲気を聞くと、パンフレットやホームページだけではわからないことが聞けて、入学後の学生生活をイメージしやすくなると思います。私も、名古屋製菓専門学校のオープンキャンパスに参加して実習体験をしたり先輩に話を聞いたりして、この学校に進学することを決めました。
有限会社ル・スリジェダムール洋菓子店 勤務/洋菓子技術マスター科 卒/2018年卒/幼いころからお菓子づくりに興味があったという奥田さん。自分の好きなことを仕事にしたいと、小学生の頃にパティシエになる夢を抱いた。実習時間の多さに惹かれ、名古屋製菓専門学校に進学。「ケーキをつくるのが好き!」という人ばかりで、高い向上心を持つ同級生に囲まれ、毎日明るく楽しい学生生活だったという。そんな奥田さんがケーキづくりで大切にしているのは、正確さとスピードだ。「材料の計量や手順が正確でないと、毎回同じ商品はできません」と語り、計量は必ず二重チェック、作業が滞ることがないように道具の準備にも気を配っている。