今はデザインから生地や材料を発注する生産管理、パターン製作など、幅広い業務を担当しています。自分達がいちから製作したものを褒めていただけることが何よりですね。衣装製作では、実際に着て踊ったりしている姿を見た時や、本人たちがとても喜んでくれた時はとても嬉しいです。今の会社は立ち上げ当初から関わらせてもらっているので、初めて経験することばかりで大変でしたが、だからこそ日々いくつもの発見があったりして毎日を楽しんでいます。
今の仕事に就いたきっかけは、学生時代に販売でアルバイトをしていたお店の店長さんに、一緒にブランドをやらないかと声をかけていただいたことでした。そしてそのアルバイトを始めたきっかけはtfacでした。先生に薦めていただき、学校の企業説明会で来ていた社長さんにアプローチしたところからです。入学時にパタンナー科を専攻したのは、お洋服を作るためには裁縫の技術だけでなく、実際に形にしていくための製図を描く、パタンナーの技術を学びたかったからです。
パタンナーの仕事に欠かせないCADの技術は大きいですね。実際に今、パターンを引くためにお仕事で使っているCADのソフトも学生時代に習っていたソフトです。tfacには、作品を製作する授業もたくさんあるので、縫製技術、デザイン力も身につけられたと思います。学生時代はとにかくイベントに積極的に参加していました。オープンキャンパスではスタッフリーダーも担当しました。好きなお洋服のブランドでアルバイトもして、とても充実していました。
几帳面で丁寧な仕事ができる人は向いていると思います。自分はデザインすることが好きなのか、デザインを図面に起こしていく製図が好きなのか、縫製が好きなのか。ファションの仕事や服作りの流れを知っておくと仕事選びがしやすいかもしれません。「この学校いいな」とか「こんなことやりたいな」と思ったら、自分の直感を信じて、その道を進んでみてください。
株式会社Palamdim/3年専攻科パタンナーコース/2021年卒/最近は衣装製作にも力を入れていて、自分たちで立ち上げた新ブランドで衣装の販売も開始したばかりという石川さん。新しい環境で新しい経験を積み重ねていく彼女の、今後の活躍が楽しみです。