私はファイナンシャルプランナーとして、家計の見直しや資産運用、税金、年金、保険などのお金に関わる相談にのり、アドバイスやライフプランニングの提案をしています。お客様は20代~60代と幅広く、結婚・出産費用や子供の教育費の準備の仕方、それと最近は老後資金への不安解消となる資産形成の仕方や具体的な投資についての相談も多いですね。この仕事は相談者のお金の不安を解決することで、仕事やプライベートを充実していただけ、その人らしい人生を実現するお手伝いができるのが面白いところです。私は福祉施設選びのご相談にも対応しているため、各家庭の資金に応じた施設の選び方を提案し、喜んでいただけるのもやりがいです。
大学で社会福祉士を取得した後、有料老人ホームを運営する会社に就職。3年程で施設管理者となってから、施設に入居する際にかかる費用にも詳しくなり、高齢者やご家族の方と話す内に、私自身の将来のお金、年金や老後の資金について考えるようになったんです。そこからお金のことを勉強しようと考え、生命保険会社に入社。2年半かけて保険だけでなく、ライフプランニングについても学び、ファイナンシャルプランナー2級の資格も取って起業しました。私の場合、成年後見制度や高齢者や老後のことにも詳しいなど、福祉の視点を交えてファイナンシャルプランニングができることは他と差別化でき、相談を受ける際もすごく役立ちましたね。
学生時代は、福祉の考えや制度、法律、生活支援の方法など、多くのことを学びました。中でも相手の話を傾聴する方法を学んだことは、人に寄り添い、提案する今の仕事で役立っています。軟式野球サークルや介護食サークルでの活動、「メンタルフレンドひまわり」というサークルでのボランティアなど、色んなことを在学中に経験できたことも思い出深いですね。もう一つ関西福祉大学で学んで良かったと思うのは、先生と学生の距離が近くアットホームな雰囲気の中で人間関係を築けたおかげで、卒業後も大学の友人や先生とつながりをもてていることです。今でも福祉施設に勤める友人と情報交換でき、大学に先生を訪ねて相談できるのはありがたいです。
株式会社FAMORE代表/社会福祉学部 社会福祉学科/2006年卒/障害者福祉施設に勤めていた父親の影響もあり、小さい頃から福祉を身近に感じ、興味をもっていた武田さん。兵庫県で福祉を専門的に学べ、社会福祉士の資格と教員免許も取得できることから、関西福祉大学へ入学を決めた。現在は、老後・福祉の視点を交えた提案ができるファイナンシャルプランナーとして活躍中。