企業の社内報制作を中心に、製品のロゴデザインや企画提案など幅広い仕事に携わっています。提案したデザインに対するお客様の反応に良くも悪くもやりがいを感じていますが、最近嬉しかったことは、企業のカレンダーのコンペで私のデザインが採用されたことです。初めて私に任されたコンペの仕事。ほかの案件もこなしながら1ヵ月かけて仕上げました。テーマをもとに、自由にデザインをすることができたのでとても楽しかったです。さらに嬉しいのは、このカレンダーが海外にも届けられること!世界中の人に見ていただくことができます。この機会を与えてくださった上司や周りの方に感謝するとともに、会社に貢献できて良かったです。
あいち造形デザイン専門学校では、絵の具を使ったアナログでの作品づくりから、実際の現場と同等のパソコンとデザインソフトを使ったデジタルデザインまで学びました。課題や学外コンペなどで一つ一つじっくりと制作し作品をつくり上げていくことで、最後まで仕上げる持久力が身についたと思います。仕事でよりクオリティの高い作品づくりをする際に、この持久力が役に立っていますね。また、学外のいろいろなイベントでお客様の似顔絵を描く『似顔絵隊』に参加。お子さんを描くことが多かったのですが、子どもの可愛さに惹かれ大好きになりました(笑)。この活動を通してコミュニケ-ション能力も養われ、とてもいい経験でした。
自分が本当に好きだと思うことを大切にして、やりたいことには積極的にチャレンジしてください!「できるかどうかわからない…」と思ってしまうかもしれませんが大丈夫ですよ。私もイラストレーターになりたいと思いながら、なれるかどうかわからない、イラストだけでやっていけるのか不安でした。でも専門学校で学ぶうちにイラストだけでなく、イラストを使いながらモノづくりができる道もあることを知り世界が広がりました。だから、モノづくりや人を喜ばせることが好きな方はぜひ、学校でデザインを学んでみてほしいです。仕事をする上でデザイン力はもちろん、コミュニケーション能力も必要ですから、学生時代に養っておきたいですね。
竹田印刷株式会社 勤務/グラフィックデザイン科(2025年4月グラフィックデザイン学科に変更)/2017年卒/イラストを描いたり、モノづくりが好きだったという鈴木さん。高校卒業後、あいち造形デザイン専門学校に入学。「オープンキャンパスに参加して先生と在校生の仲が良く、楽しんでデザインを勉強している姿に惹かれこの専門学校に決めました。クラスメイトから刺激を受け充実した2年間でした」。卒業後、竹田印刷株式会社に就職。1年目はオペレーター業務をこなし、2年目より先輩デザイナーにつきながらデザインの仕事をはじめ、現在は一人で任されることが増えてきたという。「いつかは好きなバンドのCDジャケットをデザインしたいです。」