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高知工科大学、渡辺 菊眞教授、「国際建築賞WA Award」2回連続受賞
2025/5/28
現代建築の議論に影響を与えるような優れたプロジェクトを表彰する「World Architecture Community Awards」の第50回表彰において、高知工科大学 システム工学群の渡辺 菊眞教授がRealized Awardを受賞した。
Realized Awardは、実際に建設されたプロジェクトを対象に、機能性や美しさ、持続可能性などの点で評価が行われる。
渡辺教授は、第49回表彰でもDesigned Awardを受賞しており、2回連続8回目の受賞となる。
今回表彰された「ゲンダイタテアナ」は、静岡県磐田市の住宅地の一画に建設した、竪穴式住居を原点に据えたパッシブハウス(※)。
これは、2015年に完成した日時計のあるパッシブハウス「宙地の間」から10年をかけて、構想、実現した。
タテアナの土間を中心に、周囲3方向(東西北)を居室で囲んだ家で、土間の南側に大きな窓、北側には煙突効果により風通しを良くする塔屋を構えることで、この土間を中心に、冬は暖かく夏は涼しい、快適かつ環境にやさしい住空間を作り上げた。
特徴的なのは、この土間は、居間ではなく、家の中の空き地のような場所である点。何をしても、何もしなくても良い場所が、建物の中心に存在する。
受賞を受けて、渡辺教授は「環境建築(パッシブハウス)として、フル稼働する場所を、空と地が象徴的に結ばれる空き地のような場所にした建築は、世の建築の中でも例を見ない新しい試みです。環境建築として新たな一歩を刻んだものが、国際的なコンペで、しかも、第50回という記念すべき回に受賞できたことを、とても嬉しく感じます。これ起点に、さらなる進化・深化した建築のあり方をこれからも追求したいと思います」と話した。
※パッシブハウス
自然エネルギーを最大限に活用し、少ないエネルギーで快適な室内環境を実現する住宅のこと。
■詳細リンク先(https://www.kochi-tech.ac.jp/news/2025/006740.html)
Realized Awardは、実際に建設されたプロジェクトを対象に、機能性や美しさ、持続可能性などの点で評価が行われる。
渡辺教授は、第49回表彰でもDesigned Awardを受賞しており、2回連続8回目の受賞となる。
今回表彰された「ゲンダイタテアナ」は、静岡県磐田市の住宅地の一画に建設した、竪穴式住居を原点に据えたパッシブハウス(※)。
これは、2015年に完成した日時計のあるパッシブハウス「宙地の間」から10年をかけて、構想、実現した。
タテアナの土間を中心に、周囲3方向(東西北)を居室で囲んだ家で、土間の南側に大きな窓、北側には煙突効果により風通しを良くする塔屋を構えることで、この土間を中心に、冬は暖かく夏は涼しい、快適かつ環境にやさしい住空間を作り上げた。
特徴的なのは、この土間は、居間ではなく、家の中の空き地のような場所である点。何をしても、何もしなくても良い場所が、建物の中心に存在する。
受賞を受けて、渡辺教授は「環境建築(パッシブハウス)として、フル稼働する場所を、空と地が象徴的に結ばれる空き地のような場所にした建築は、世の建築の中でも例を見ない新しい試みです。環境建築として新たな一歩を刻んだものが、国際的なコンペで、しかも、第50回という記念すべき回に受賞できたことを、とても嬉しく感じます。これ起点に、さらなる進化・深化した建築のあり方をこれからも追求したいと思います」と話した。
※パッシブハウス
自然エネルギーを最大限に活用し、少ないエネルギーで快適な室内環境を実現する住宅のこと。
■詳細リンク先(https://www.kochi-tech.ac.jp/news/2025/006740.html)