患者さんの「ありがとう」の言葉に励まされています
患者さんやご家族に「ありがとう」と感謝の言葉を言っていただけることが言語聴覚士の一番の魅力です。そしてその言葉がまた「頑張ろう」と私の背中を押してくれます。担当する患者さんは年代も症状もそれぞれ違うので、学生時代に教科書で勉強した知識だけでは対応できません。そのためにより専門的な知識を身につけることが必要です。学生時代に国家試験合格を目指していたときももちろん大変でしたが、実際に働いてみると、患者さんの対応には、責任感を強く持つ必要があると感じる場面が多くあります。大変な分だけやりがいも大きい仕事だと思っています。
祖母が肺炎になって嚥下(えんげ)機能がだんだん落ちてきたとき、リハビリ担当だった言語聴覚士の先生が声をかけると、家族が声をかけても反応しなかった祖母が目を開けて水を飲んだんです。当時、私は中学生でしたが、その様子を見ながら「生きているからこそ絶対食べたいだろうな。私もあんな風に患者さんやご家族に感謝されるような言語聴覚士になりたい」と思いました。今年で入職して3年目になりますが、担当する患者さんから感謝していただく場面も増えました。食べられなかった人が食べられるようになったり、失語症の人が話せるようになったりする姿を見ると、言語聴覚士になって本当に良かったと思います。
次々と絵カードをめくる言語訓練も笑顔を忘れません
専門学校では、私と同じように高校卒業後すぐに入学した人から、親世代の40代や50代の人が一緒に学んでいました。言語聴覚士という職業は、実際にいろいろな年代の患者さんと接するので、コミュニケーションの方法を学べるのが大きなメリットだと思います。授業では、聞く(聴覚)、話す(言語)、食べる(嚥下)の3つの分野を中心に学びました。また小児から成人まで幅広い年齢層が対象なので、例えばリハビリに来るお子さんの訓練プログラムを作ったり、聴力検査の練習をしたりしました。入学するまで医療の知識はまったくなかったので、国家試験に向けての勉強は必死でしたが、今ではいい思い出になっています。
困ったときには、そばにいてくれる先輩に相談します
苑田会 ニューロリハビリテーション病院 勤務/言語聴覚士科/2022年卒/2022年3月に埼玉福祉保育製菓調理専門学校の言語聴覚士科を卒業後、苑田会 ニューロリハビリテーション病院に言語聴覚士として入職。医師やリハビリスタッフと共に患者の機能回復や社会復帰に向けたリハビリ、訓練を行っている。
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