私の専門分野は映像制作です。日々、どうすれば面白い映像ができるかを考えています。そのために、ジャンルを問わず、いろいろなテレビ番組や映画をたくさん見てアイデアの引き出しを増やしたり、日常の些細なことにも気を配るようにしています。私は名古屋工学院専門学校で教員をする前は、テレビ番組制作のディレクターとして、さまざまな番組をつくってきました。番組の企画立案から、情報収集、台本作成、撮影、編集まで各スタッフに指示をしながらすべての制作工程に携わってきましたので、そのスキルを学生たちにしっかり教えていきたいと思っています。そして、映像制作分野の現場とはどんなものなのかを、大変さも含め、現状をしっかり伝えたうえで、この分野の魅力・やりがいを感じてもらって、映像音響業界で活躍できるよう指導しています。
梅村先生が担当するのは演出論と編集論。演出論では具体的な映像を見ながら演出法を解説し、編集論では映画や番組を流して編集技法を説明している。どちらも講義中心のため学生が集中を切らさないように、実際に絵コンテを書かせて演出を考えたり、実践的に体得する内容も取り入れていると言う。加えて先生は「映像音響科では学外実習が豊富。学校にあるプロと同じ機材を使って、実際の会場に出向いて照明や音響などステージをつくり上げます。その工程は実際の現場と同じですから、在学中にプロの仕事を体験できます。」と教えてくれた。
正直、映像音響業界は大変な面があります。でも、それ以上に確かな「やりがい」があります!皆さんもこの分野が好きなら、ぜひ挑戦してほしいと思います。映像音響分野の教員全員で、最後までしっかり面倒を見ます!
専門分野:映像制作
大学で映像制作を学んだ後、東京のテレビ番組制作会社に入社。アシスタントディレクターを経験した後ディレクターとなり、さまざまな番組を手がける。その後、地元の愛知県名古屋市に戻り名古屋工学院専門学校の教員となる。「中学、高校とバレーボール部で特におとなしい生徒でした。運動は好きだったので、アチコチ動き回るディレクターの仕事は合っていたかも知れませんね(笑)。」