研究しているのは果てしない可能性が広がっているゲームやCGといったクリエイティブの分野です。この分野は日進月歩で進化しています。環境や技術の発展とともにモノを見る人の目も成長してきている状況の中、人々が求め続けるものを提供できるクリエイターを育てていくためには、まず私たち教育者がたくさんの経験を通じ、たくさんのことから学びを得て成長していく必要があります。そのためには専門分野に限らず、さまざまなものに対して常にアンテナを張り、興味を持ち、自身の引き出しを増やしていくことが重要だと思います。最近うれしかったのはゼミの学生が「ASIAGRAPH Reallusion Award」という国際CGアニメーションコンテストでグランプリを受賞して世界一になったこと。学生から私たちが刺激をもらうこともあります。
世古先生が担当している2D、3Dの実習のスタイルはアクティブラーニングが基本。全てを教えてしまうのではなく、学生が「自ら学ぼう」と考えるようになる過程を大切にしているそう。授業開始時には復習を兼ねたミニゲームを実施。これも学習したことを楽しく復習するための工夫だ。また、3DCGアニメーションと広告デザインのゼミも担当。前者では実績を出すことを目標に制作に取り組む。「授業よりも目標のハードルは高いけれど、学生のイキイキとした表情が見られるのがうれしい」と語ってくれた。
高校を卒業してからどんな分野について学ぶかはみなさんの人生において重要なターニングポイントのひとつ。人々を楽しい気持ちにさせられる技術についてわかりやすく教えます。いっしょに楽しく学びましょう。
専門分野:3DCG、デザイン
「作る喜び」だけでなく、面白いもの、楽しいものを「提供する喜び」を感じてもらえるようなクリエイターとして指導すべく奮闘中。短編3DCG映画の監督など、自らクリエイターとして活動している。趣味は登山、温泉、ラーメン店巡りを目的に日本全国を旅すること。登山の基礎体力作りのために両足に合計5kgのパワーアンクルを装着して生活している。