IoTやAI、ロボットなどの技術を活用した「スマート農業」を学ぶ北海道ハイテクノロジー専門学校。農業とドローンを同時に学べることに魅力を感じたという佐藤さんに、実際の授業についてお話しを聞きました。
授業では教科書などのテキストは使いません。先生がその日の内容をスライドに映して講義を展開していくスタイルです。農業に関する最新レベルの技術や情報を学べると同時に、疑問に思ったことは先生に聞くか自分で調べるので、自分の中にしっかりインプットされます。学校の圃場で野菜を栽培するときなども、自分たちで植える作物や肥料の量などを話し合って決めるので、より深く考える力が身につきます。
入学を決めた一番の理由が、農業とドローン技術を同時に学べることでした。卒業後は実家の農業を継ぐ予定なので、農薬散布などさまざまな場面でドローン技術を活かせると考えています。授業ではサイズも形状も多彩なドローンについて、その構造や操縦方法、法令など実践に必要な知識を学びます。2年生になったら大型ドローンの免許を取得する予定なので、今から楽しみです。
野菜を育てて終わりではなく、加工して流通にのせ、食べるところまで考えるフードビジネスの授業は、これから農業を仕事にするうえで選択肢が増え、とても学びがいがあります。授業では農家さんの商品をリサーチする市場調査をしたり、SNSによる情報発信の仕方なども学んでいます。実家でも大豆をきな粉に加工して販売しているので、今後それをどう活かしたらよいか、これからの授業を通じて考えたいと思います。