環境を守る分析技術と共に、地球上のあらゆる資源を利活用し、生活を豊かにする新素材を開発する技術も身に付ける環境化学分析学科。次代を拓く鍵となる学びについて、尾崎先生と学生さんに話をお聞きしました。
水・大気・土壌などの自然環境や、騒音・振動を始めとする生活環境など、あらゆる環境の分析に関する知識・技術を学びます。さらに、地球上のあらゆる資源・素材を利活用し、新素材を開発するための分析・合成の技術も学びます。卒業後は、環境を守る仕事や、最先端新素材を生み出すメーカーや研究所での活躍が可能です。自然環境や人々の生活環境を守り、さらに生活を豊かすることに直接貢献できる仕事は、やりがいも満点です。
有機化学に興味があった私は、在学中の様々な実験を通して将来の選択肢が広がりました。1年次の滴定という分析で、成分変化が色の違いに表れることに関心を持ち、2年次には物質を合成したり光らせたりといった実験に夢中になりました。現在は住まいの水まわりや建材の国際的なメーカーに内定しています。現場で経験を積むことで、より高度な化学分析が可能な分析化学者となり、企業のみならず社会に貢献することが目標です。
卒業後は、本校で学んだ分析技術を活かして水や土、大気などの分析を行う予定です。本校は週に2日、終日実験を行うのですが、実験好きの私は、楽しみながら企業で即戦力となれる技術を身に付けることが出来ました。また、入学当時は人前で話すことが苦手でしたが、学校行事などでの経験や先生方による面接練習などを通して克服できました。技術面だけではなく、人間的に成長できたことは、私にとってとても大きな財産です。