学生を教える教員として活動する一方、現役のクリエイターとしてコンテストへの挑戦も続けています。ライブ形式でヘアスタイリングを行うコンテストでは、時間内にモデルさんの骨格・スタイルを把握して似合わせていく瞬発力が求められますし、フォトコンテストでは一枚の写真で世界観を表現するスキルが求められます。1つの大会にかかる準備期間は2カ月以上。簡単な挑戦ではありませんが、それでも挑み続けるのは、挑戦する姿勢を学生に見せることで、技術や努力の大切さ、何より美容の楽しさを伝えることができるから。学生と同じ土俵に立ち、プレッシャーや緊張感と闘うことで、教える人間として言葉の重みも違ってくると思います。教員と学生という立場を超えて、美容という共通の夢に向かって刺激を与えられる仲間でありたいと思っています。
ガラ・ド・ラ・コワフュール BA東京カップで優勝!競技で得たものを学生にもフィードバックしています
ニチビでは1年次のはじめからオリジナルスタイルの作品制作に取り組みます。まずは自分が思い描くイメージを平面のデザインにおこすところから始まり、そこから立体のフォルムにするにはどんな技術が必要か、ヘアカラーやメイクでどう表現するか考えていきます。こうした制作授業を経験することで、自分の好きなもの、頭の中にある世界観をカタチにする楽しさを実感する学生が多いと話す松岡先生。「次はこんなスタイルを創ってみたい、コンテストに挑戦してみたいと話す学生も増え、美容に対する意識にもいい変化をもたらしています」
ニチビで培ったデザインワークは、将来美容師としてお客様のヘアスタイルを提案する力にもつながります
不器用だから不安という方もいるかもしれませんが、みんなゼロからのスタートです。美容に興味を持ち、技術の鍛錬を続ける過程が何より大切。ニチビで学び、自分の技術でお客様を笑顔にできる美容師を目指しましょう
専門科目/カット
日本美容専門学校卒業後、日本美容専門学校に就職。現在は2年生の指導を担当しているほか、NICHIBIクリエイティブチームの一員として作品発表や各種コンテストで活躍している。〈主な受賞歴〉第64回ガラ・ド・ラ・コワフュール BA東京カップ優勝、フジシンJAPAN CUP HAIR DESIGN CONTEST2024 モデル部門 審査員Rougy上原 健一賞、フジシンJAPAN CUP ONLINE PHOTO CONTEST2024ノミネート ほか
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