時間をかけて作った自分たちの作品が、テレビや劇場で放映されているのを見ることができるのはとても嬉しいです。子供たちや世界中の人たちが、作品を観て笑顔になってくれると思うと、手がけている仕事に魅力ややりがいを感じます。
幼い頃からアニメを見るのが好きだったことから、アニメーションがどんなふうに制作されているのかに興味を持ち、自分もアニメ制作に携わりたいと思ったのが分野を選んだきっかけです。作品が完成するまで、いくつもの工程がありますが、私が“仕上げ”という作業を仕事に選んだのは、色によって作品の印象が変わることに魅力を感じたからです。
いろいろなものを見たり、触れたり、経験することが自分の引き出しを増やすことにつながります。また自分のやりたい分野かどうかを見極めるのが、とても大切だと思います。アニメ業界は、細かい作業をするのが仕事ですから、大変なことにでも積極的にチャレンジする気持ちを持てるかというのも大事なポイントです。
東映アニメーション株式会社 仕上部勤務/アニメ学科 アニメ彩色コース卒/2018年卒/専門学校デジタルアーツ東京では小グループや学科全体でアニメ制作をするので、他学科等たくさんの人と関わりながら作品を作ることを経験したという中島さん。在学中に学んだ作品が完成するまでの全体の流れや、ほかの工程も考えながら作業をすることを仕事でも大切にしているそう。