目標だった客室乗務員として働く中で、この仕事の魅力がたくさん見えてきました。仲間と協力して安全なフライトを実現することは、大きなやりがいです。予期せぬ事態が発生した際には迅速な判断が求められるため、対応力が向上したと感じます。世界各国を飛び回り、さまざまな土地に滞在する中で多文化に触れることができる点も魅力の一つです。また、客室乗務員は所作や笑顔に常に気を配っているため、私生活でも自然と実践できるようになりました。お客さまとのコミュニケーションを通じて信頼関係を築き、お客さまから笑顔で感謝の言葉をいただいたとき、「客室乗務員になってよかった」と心から感じます。
日本航空大学校石川に通った2年間は本当に充実していました。元客室乗務員の先生からは、現場の実情に沿ったお話をたくさん教えていただきました。華やかに見える仕事に憧れるだけでなく、客室乗務員として自分が何をすべきかや、使命感を持って取り組む大切さを学びました。仕事に欠かせない英語をただ漠然と学ぶのではなく、お客さまとのコミュニケーションの重要性を意識することで、飛躍的に英語力を向上させることができました。メイクについての授業もあり、第一印象をよくするためのポイントを学ぶことができました。航空会社が求める人財にビジュアルから近づくことで、自信を持って就職試験に臨むことができました。
「客室乗務員になりたい」と考えている人に、アドバイスを送りたいと思います。客室乗務員は、安全を守る保安要員としての重要な役割を担っています。普段の生活の中でも、責任感と使命感を持って物事に向き合ってほしいと思います。また、客室乗務員の仕事は体力が必要です。私はバスケットボール部出身で足腰に自信がありましたが、それでも不安定な機内で立ち続けることはなかなか大変です。日頃から健康に留意して過ごすことをおすすめします。自分自身の経験は、お客さまとの会話に生かすことができます。学生時代に、さまざまなことにチャレンジして過ごしてください。皆さんの未来が輝かしいものになることを、心から願っています。
日本航空株式会社/航空ビジネス科(現キャビンアテンダント・グランドスタッフ科)/2018年卒/客室乗務員を目指したきっかけは、世界中で活躍できる人になりたいと思ったから。さらに、語学留学を経験し、英語力を生かせる仕事に就きたいと思ったことも、将来を決める大きな出来事になった。2018年に日本航空大学校石川航空ビジネス科(現キャビンアテンダント・グランドスタッフ科」を卒業し、日本航空に就職。国内外のさまざまな路線に乗務し、快適な空の旅を支えている。