【臨床工学科】臨床工学技士の業務に加えてプラスアルファのスキルを
村上 常勝
私が臨床工学技士という職種を知ったのは、高校3年生のときでした。機械を触るのが好きだった事、医療に関わる仕事ってかっこいい！という理由で、その両方を兼ね備える臨床工学技士は私の天職だと勝手に思い本校に入学しました。
臨床工学科は個性的で熱心な先生方が多く、時に優しく時に厳しく指導して頂きました。また少人数ならではの一体感もあり、同級生と国家試験合格という1つの目標に向かって一致団結できる環境のもとで、3年間楽しく知識・技術を学ぶ事ができました。
臨床工学技士免許を取得し、約10年が経過しました。その間、総合病院、透析クリニックと様々な医療の現場を経験し、現在では在宅医療専門業者で臨床工学技士として働いています。
近年、医療機器のオートメーション化が進み、以前ほど頻繁に機器のメンテナンスをすることがなくなったように思います。それに伴って、臨床工学技士の役割も変化してきているのではないでしょうか。情報管理や在宅医療、臨床工学技士が深く関わることで今よりさらに充実化・効率化できる分野もたくさんあると思います。年々厳しくなっている医療情勢の中、取り巻く環境の変化に取り残されることなく柔軟に対応する為には、臨床工学技士全体としての業務拡大を推進していくと共に、一個人として臨床工学技士＋αのスキルを身につけていくことが重要ではないでしょうか。
臨床工学技士を目指す学生が増え、医療の多様化と社会的ニーズに対して、臨床工学技士の未来が明るいものであることを願います。
この先輩が卒業したのは・・・
日本メディカル福祉専門学校 臨床工学科
最速3年間で医用機器の操作や保守点検を行う「臨床工学技士」をめざす。
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