入社して1年目の現在は、故障修理や点検、車検業務を担当。忙しい時期は朝から夕方まで点検作業を行い、その後2~3台の車検を完了させるといった、取り組みがいのある毎日です。自動車整備の技術や知識については、特に不安を感じることはありませんでしたが、直接お客様と対応する場面では戸惑うこともありました。当たり前に使っている専門用語が一般のお客様には理解しづらいので、わかりやすい言葉を選んで説明するなど、意識して取り組むことでスムーズに対応できるようになりました。周りの先輩方の動きを見ながら経験を積むことで点検の速度も向上し、上司にほめられることも増えました。自分でも日々成長を感じています。
学校では、国家二級自動車整備士と国家自動車車体整備士の資格取得に必要な知識と技術がしっかりと修得できました。一番の思い出は、クラスメイト全員で取り組んだカスタムカー製作。僕はリーダーとして2台の製作全体をまとめました。テーマやコンセプトを決める時は、各自のこだわりやアイデアを調整するのが大変!まったく異なる車のフロントバンパーを組み合わせる作業では、現場で微調整を繰り返し、0.1mmの精度にまでこだわって、バランスのいい車体に仕上げました。カスタムカーの大規模イベント・大阪オートメッセにも出展。人気投票では560台中5位!SNSにもたくさんの反響が寄せられたのがうれしく、大きな達成感がありました。
自動車整備は人の命を預かる大事な仕事。だからこそミスなく手早く、日々の仕事に集中して取り組むことで、一歩ずつ成長していきたいと思っています。正確で素早い点検は当たり前。そのうえで、当日にお客様から伺ったオーダーなどにも柔軟に対応すること。しっかりと納期を守れる作業の手早さにこだわりながら、慌ててミスを繰り返すことがないように気をつけること。常に気を引き締め、現場での故障修理や整備・点検作業の一つ一つに全力で取り組み、整備士としての経験値を上げていくのが目の前の目標です。最新の日産車の技術情報などについての勉強会や研修などにも参加しながら、これからも積極的に頑張ります。
兵庫日産自動車株式会社 加古川南店 勤務/自動車整備・カスタマイズ科 卒/2023年卒/「整備士になるとか、就職を見据えてというより、好きな車のことをもっと深く学べる学校を探しました」という古川さん。資格取得に向けての勉強や技術修得、仲間と協力しながらのカスタマイズ作業、休日の遊びもアルバイトも、常に目の前の課題に全力で取り組んできた。そのスタンスは入社後も変わることなく、日々の業務に携わりながら、自動車整備士としての経験値を積み重ねている。趣味は休日の車やバイクいじり。「入社を機にひとり暮らしを始めたので、休日は家事をまとめてこなすことも。まだ行ったことがない場所への小旅行もしてみたいです」。