絵画や書籍などの美術品の保存・修復について、講義と実習から学んでいます。授業を通して道具の使い方や材料の特性、作品との向き合い方を学び、作品の安全性や保存方法について考えながら取り組んでいます。クラスメートは社会人経験者や美大卒、定年後の方などさまざまで、いつも新しい発見や刺激をもらっています。
美術品を守り、保存し、未来へ伝えていく仕事に就くのが夢です。具体的な就職先としては、修復を手掛ける工房や博物館の専門職員などがありますが、展覧会の企画運営や作品の収集、研究といった仕事も視野に入れています。また学芸員資格認定試験科目も選択しているので、卒業後は資格取得にもチャレンジするつもりです。
美術品の保存修復に興味を持ったのは高校3年のとき。地元の神社で修復作業の写真を見たことがきっかけでした。美術の経験はゼロでしたが、面白そう!という純粋な興味からこの進路へ進みました。
専門学校で保存修復を学べるのは全国でここだけ。授業では特殊な機械を使って、専門家として活躍する先生方から学ぶことができます。最初はみんな初心者なので、入学してから大きく成長できる分野だと思います。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1限目 | 日本美術史(オンライン) | 木製品修復基礎 | 写真演習 | 日本画修復 | ||
2限目 | 梱包実習 | 木製品修復基礎 | 写真演習 | 日本画修復 | 日本画模写 | |
3限目 | 梱包実習 | 木製品修復基礎 | 油彩画修復基礎 | 日本画修復 | 日本画模写 | |
4限目 | 梱包実習 | 保存科学 | 木製品修復基礎 | 油彩画修復基礎 | 日本画模写 | |
5限目 | 博物館教育論 | 博物館経営論 | 博物館メディア論(オンライン) | |||
6限目 |
好きな授業は保存科学と写真演習。保存科学では高校までの科学の知識を見直しながら学んでいます。写真演習では美術品を保存するうえで必要な情報を得るための写真の撮り方を学びます。