私が教える体育では、健康な発育とはどういうものか学ぶことを大切にしています。自分が体を動かして体調などの変化を感じないとその大切さがわかりません。まずは、体操やスポーツ競技を通し、体を動かす大切さを知ることで、学生が幼児体育の重要性を実感できるように指導しています。もちろん、レクリエーションやゲームなども授業で教え、幼児が楽しんで体を動かせるような方法も教えています。子どもたちは上手に遊んでくれる先生が大好きなもの。私の授業では、幼児体育や子どもたちとの遊び方を自然と楽しく習得できるように心掛けています。
授業の目標は、1年間を通して基本的なレクリエーションやゲームを覚え、最後に自分たちで計画から進行までできるようになることです。授業では毎回、何を感じたか問いかけながら進めていくことを意識しています。そうすると、みんなの中で次第に変化が起こっていき、言われた通りのことをやるだけではなく、「幼児にとって楽しめる内容」について真剣に考えるようになります。最初は恥ずかしがっていた学生も1年後には自ら積極的に考え、自然と体を動かせるようになります。
今の時代、色々な仕事があるなか教育や福祉に興味を持つこと自体が尊敬に値します。決して上から目線ではなく真剣にそう思うんです!私も教職を目指した1人ですので、一緒に楽しく学び、夢を実現させましょう!
専門科目:幼児教育、体育
体育大学を卒業後、新卒で採用されてから東京福祉保育専門学校ひと筋。小学校~大学までバスケットボールの選手として活躍。ケガをして引退となったが、ずっと夢だった体育教員の道を本格的に意識しはじめたころ、同専門学校の求人が目にとまる。現在は子どもとの遊びにつながるレクリエーションを中心に体育の授業を担当している。