ウェブデザインは「あまり人と関わらない仕事」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、そのほとんどは商品・サービスを売る企業のマーケティング活動の一環なので、消費者心理が大きく関わってきます。ターゲットは男性か女性か。年齢はいくつか。どんな気持ちでボタンを押して最終的な成果(コンバージョン)につながるのか。たとえ直接会わなくても、パソコンやスマホの画面の向こう側にいる「人」のことを常に想像しながらデザインは創造され、世に出ていきます。つまり、人を想うそんな「優しさ」もウェブデザイナーになるためには欠かせない要素といえます。だからこそ専門分野はもちろんですが、学生が将来、仕事を通して幸せになれる豊かな「人間力」の養成にも力を入れています。学生の想像力と創造力を伸ばすことが私の役割です。
ウェブデザイン全般の科目を担当する榎本先生の授業は学生主体で進められるのが特長。教育心理学を活かし、学生のモチベーションのスイッチを押していきます。例えば1年次のリテラシーの授業で毎回行われる小テストの答え合わせも少しユニーク。「学生には簡単に答えを教えません。自分で考えて答えを見つけ出すことが大切なんです」。また始業前の朝活や放課後などは2年生が1年生に教える勉強会が開催されることも。「後輩に教えることで責任感が生まれ、テーマや資料を自分たちで企画するなど主体性が出てきました」と榎本先生。
ウェブ・メディア科なら多くのことに挑戦できます。自分に才能があるかなんて「やってみなけりゃ」わかりません。失敗は学生の特権ですから、ウェブが好きな方もゲームが好きな方も失敗を恐れず挑戦してください!
専門:ウェブデザイン 略歴:高校卒業後、海外・国内のIT系ベンチャーでウェブデザイナーを従事。国内大手IT企業にてフロントエンジニア、ディレクターなど従事したのち、フリーランスとして独立し、さらにウェブコンサルティング会社を起業。職業訓練校などの講師を経て東京電子専門学校の専任教師に就任。教鞭を執りながら大学で心理学を学び認定心理士、教員免許を取得。現在は情報学部ウェブ・メディア科の学科長を務める。