すべての産業は、電気無くして存在できません。電気というエネルギーはそのままでは使用できず、さまざまな機械を通すことにより、多様な用途で使用することが可能になります。電気工学は、まさに電気を「実用化」するための技術を学ぶ分野です。昨今、様々な領域に於いて電気は不可欠であり、市民の交通網である電車や人の命を守る生命維持管理装置でさえ、電気がなければ動きません。サービス業などの第4次産業が一般化する社会で電気の需要が増加の一途をたどり、電気主任技術者や電気工事技術者の団塊世代が定年退職することで、電気技術者が将来にわたり減少するため、これらの国家資格取得者を輩出することが急務です。これからの日本の産業を裏から支える電気技術者を社会に送りだすために電気工学科教員一同で日々教鞭をとっています。
「電気工学は難しい」というイメージを払拭するため、常にわかりやすい授業を心掛けている本間先生。学生とのコミュニケーションを重視することはもちろん、教員同士の意志疎通も大切にしている。就職に強い電気工学科の一番の強みは、国家資格とコミュニケーション能力だ。2年間で第2種電気工事士免状、第1種電気工事士免状の国家試験に合格するために、専門科目の授業や試験対策をきめ細かく行い高い合格率を誇る。また、高卒、大卒、社会人など様々な境遇の方が学ぶ環境も整っている。
入学後の努力次第で電気の国家試験に合格することは充分可能です。クラスの仲間と協力し合い、より多くの電気の資格取得を目指し一緒に頑張りましょう。
専門:電気工事全般、建物の電気設計、シーケンス制御、法規、第1種、第2種電気工事士講習会での筆記・実技指導等
略歴:1983年東京電機大学電気工学科卒業。東京電子専門学校入校後、平成21年3月まで電気工学部電気工事科で教鞭、平成21年4月から現在まで電気工学科で教鞭を執る、生徒指導にも積極的に取り組み、現在至る。趣味は読書、剣道、山登りなど