声優という仕事の魅力は、男性にも女性にも、動物にも宇宙人にも、自分以外の何者にでもなれるところです。声優として経験を重ねるうちに、演技をすることの面白さに改めて気づきました。現在は声優だけでなく、舞台やドラマ、歌などの活動にも力を入れています。舞台やライブなどでステージに立つと、お客さまの気持ちが伝わってきてとても楽しく、そこで得られる一体感は本当に最高です。負けず嫌いで「何でもできる人になりたい!」という思いが強いので、これからも自分の限界を突破していきたいと思っています。この仕事には「ノルマ」はありません。だから、もっともっと自分を追求して磨いていきたいです。
声優・演劇科では、演技に限らずさまざまなことを学びました。中でも印象に残っているのは、日本舞踊とヨガ。日舞の所作は芝居に生かされていますし、ヨガをやっていたおかげで自分の心と体にどうやって向き合えばよいのかが分かるようになりました。当時はただ楽しく学んでいましたが、仕事をしてみると「ああ、すごくためになっていたんだな」と実感することが多いです。オーディションを受ける際は、先生方が細かくレクチャーしてくださって、とても勇気づけられました。クラス担任制なので、先生と学生の距離が近くとても温かい雰囲気でした。卒業後も在校生と舞台を見に来てくださる先生もいるなど、良いご縁に恵まれたと感謝しています。
この業界を目指すみなさんには、迷いや周りの反対などさまざまなことがあると思います。私自身、別の道を進められたこともありました。ですが、やりたいと思う気持ちがあるなら挑戦したほうがいいですよ。「やらずに後悔するより、やって後悔するほうがいい」そんな思いで飛び込んだ東京工学院。今では本当に良かったと思っています。この学校の先生方は在学中はもちろんのこと、入学前も卒業後も親身になって相談に乗ってくれますし、本当に心強い存在です。未経験の人でもしっかり学べるカリキュラムが用意されているので、初心者でも安心して学べます。本当にやりたいなら、その一歩を踏み出せると思うので、ぜひ頑張ってほしいです!
MILLENNIUM PRO 所属/声優・演劇科/2019年卒/「幼い頃から変身願望が強く、自分以外のものになれる声優に憧れを抱いていました」と話す八木さん。声優という夢を叶えるために東京工学院専門学校に入学。当時、演技の経験はなく不安だったが、初心者でも安心して学べるカリキュラムで着実に実力を身につけていく。2年次に受けたアニメのオーディションに合格し、在学中に見事声優デビューを果たす。「仕事と学校の両立のため、先生方が配慮してくれたことがありがたかったです」と当時を振り返る。