映像全般、主にライブ撮影を手掛ける会社で、ビデオエンジニアとして働いています。ライブ中継のカメラシステムの構築や会場の大型スクリーンへの投影、カメラの明るさをリアルタイムで調整して最適な映像品質を維持したり、パッケージ用DVDの撮影等、業務内容も多岐にわたります。この仕事のやりがいは、お客様の反応をリアルタイムで見られるところ。ライブ終了後にお客様から「ありがとうございます!」と声をかけていただくこともあり、自分の仕事が誰かを喜ばせているのだと実感できます。アーティストごとに異なる色味や雰囲気を作り上げることも楽しく、それぞれの魅力をより引き出すために、これからも技術や感性を磨いていきたいです。
在学中は企画立案から撮影、編集といった、映像制作の全工程を学ぶことができました。カメラの設定や三脚の使い方、機材の基本的な操作はもちろん、色味の調整など、編集の基本的な技術を習得できたことは、仕事をする上でもすごく役立っています。印象に残っているのはグループで映像を共同制作した授業。テーマ設定から企画書作成、撮影、編集までを自分たちで行いました。アーティストにコンタクトを取ったり、役割分担をして作業を進めたりと、コミュニケーションスキルも身についたと思います。今は数多くある映像制作工程の一部を担当していますが、学生時代にその担当工程の前後を学んでいたことで、より広い視野で仕事ができています。

学生時代の経験を活かしながら、毎日が充実しています
好きなアーティストのライブ映像に魅力を感じたのがきっかけで、パッケージ用DVDの編集がしたいと専門学校に入学しました。映像制作の幅広い知識を磨く中、一人で黙々と行うことが多い編集作業より、たくさんの人と関わる仕事の方が向いていると考えるようになりました。先生に相談すると、ライブ撮影のビデオエンジニアという職業を教えていただきました。クライアントやアーティストと対話しながら仕事をしたい人や、機材の操作や設定に興味がある人、好奇心旺盛な人などに向いていると思います。この分野を目指すなら、高校生のうちから多くのライブや映像作品に触れ、カメラワークや色味など技術的な面に注目してみることがオススメです。

株式会社権四郎 エンジニアリングプロモート部 勤務/映像学科 動画クリエイターコース/2022年卒/「実は入学時には考えていなかった職業に就きましたが、自分らしく働けています」と語る大平さん。映像編集の仕事を志して東京ビジュアルアーツ・アカデミーに入学したが、学んでいるうちに本当にやりたいことが見えてきたそう。学校の先生の勧めもあり、ビデオエンジニアという現在の職業にたどり着いた。単なる技術者ではなく、独自の映像スタイルを確立するのが夢だと語ってくれた。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



