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東京都認可/専修学校/東京

センモンガッコウトウキョウデザイナー・アカデミー

(2024年4月 東京デザイナー学院より校名変更)

デザインの仕事の第一歩は「現場」を体感すること

大江 和範さん
ファッションブランドの企業内託児所の設計をしたことがきっかけになり、子どもが過ごす空間を設計する仕事が多くなりました。親が「我が子をここで過ごさせたい」とポジティブな気持ちを抱けるような、明るい空間作りを目指しています。また、設計時には「子どもの目線/親の目線/全体を見渡す目線」という三つの視点で考えることを心がけています。例えば、しゃがんで体験できるのが子どもの目線。ここからだと「この内装シールは、子ども達が剥がしたくなるな」「ここには指を挟みやすい」など、図面だけでは分からない細かな部分に気付けるんです。
そうしてたくさんの空間を手がけているうちに、次第に「自分たちの考える保育」というのが見えてきました。しかし、デザイナーという仕事の基本は、クライアントが持っている想いやポリシーを汲み取り、それを忠実に叶えるということ。そこで、自分たちの想いを実現すべく仲間たちと立ち上げたのが、「滝ノ水こども育つ園 てくてく」です。「アートを身近に子どもたちに伝える教育」を目指し、設計デザインにとどまらず、運営にも参画しています。
学生のみなさんに勧めたいのは、早い段階で現場を知る経験をすること。デザイン業界では何が求められているのか。今、自分がすべきことは何なのか。それを身をもって知ることは、デザイン業界を目指す上で何より大切なことだと思います。設計事務所でのアルバイトやOB訪問など、現場と触れ合うチャンスはたくさんあります。自分から思い切って飛び込んでみてください。

大江 和範
1966年京都生まれ。インテリアデザイン科卒業。卒業後、インテリアコーディネーターとして就職。その後、空間デザインを学び、有限会社エッジを立ち上げる。現在は、住宅から公共施設・商業空間の設計、都市開発など幅広い分野での空間デザインを手がけている。

専門学校 東京デザイナー・アカデミー(専修学校/東京)
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