沢山のプロの現場を経験して実感したのは、“本気”の努力と精神力が必要な世界であること。観る側からのキラキラした世界とは真逆で、プロとして生き残っていくには人生をかけて努力することが必要で、自分の才能を過信したり、礼儀作法を大切にしない人は、長く活躍し続けることができません。私の授業では、ダンスの基礎や表現力を教えるだけでなく、プロのダンサーになるために欠かせない“本気”とは何かを学生たちに伝えています。私自身を振り返っても、学生時代は礼儀作法や努力がどれだけ大切かをあまり理解出来ていませんでしたが、皆がプロとして仕事をするときに「あのとき先生が何度も言っていたのはこういうことだったのか」とわかってくれると嬉しく、今はプロのダンサーを育てることにやりがいを感じています。
「好き」を仕事にするのは幸せなことですが、苦しい場面にも出会います。授業ではその点もしっかり伝えます
町田先生の授業では、クラシックバレエの基礎をベースに、ミュージカルなど大きな舞台で踊る「シアタージャズ」を学びます。「尚美のダンス学科は、オールジャンルのダンスを習得するカリキュラム。シアタージャズに初めて触れる学生も多いので、まずはジャンルに興味を持ってもらう授業を心がけています」(町田先生)。一方で、ダンスを通じ、別人にもなりきれる表現力を磨くために、日常生活で感じた喜怒哀楽を学生一人ひとりが自分自身の中に持ち続け、そうした感情をダンスで表現できるパフォーマンス力も指導しています。
ダンスは言葉を持たずに伝える表現方法。そのためには感情やリアリティを意識することの大切さも学びます
実はダンス学科に入学する学生の約3割が初心者なんです。ダンスの経験がなくても「やってみたい」「プロになりたい」という気持ちがあれば、プロのダンサーとしての道は開けます!私たちも全力でサポートします。
「自分がやりたくて始めたことなら10年は続けなさい」という母の教えのおかげで、粘り強さが身につきました
専門:シアタージャズ
略歴:4歳よりクラシックバレエを始め、その後ジャズダンスも習う。尚美ミュージックカレッジ専門学校でさまざまなジャンルのダンスを習得した後、卒業後はダンサー、役者として、著名なミュージシャンのコンサートやMV、TV、CM、舞台などで活動。子どもたちに指導したことがきっかけで、「教える」ことのやりがいを実感し、現在は母校である本校でダンス学科の専任講師として、後輩たちを指導している。
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