ホテルで電話対応を担当しています。かかってくる電話はすべて私の部署で受けます。そのため内容も多岐にわたり、ご予約のお問合せ、宿泊されているお客様が外出先からかけてこられることもありますし、海外からの代理店からの電話も。トータルで、半分ほどは英語で対応しています。また、宿泊客様からのご要望を承るコンシェルジュが在籍していないときは、私たちが対応することもあります。コンシェルジュほどの知識はないものの、以前、お問合せに対し、私の知っている限りの情報を一生懸命お伝えしたところ、とても感謝されたことがあります。お互いに顔が見えない仕事だからこそ、気持ちを込めて対応することを心がけています。
高校時代は「この仕事がしたい!」という明確な目標はなかったのですが、英語は喋れるようになりたいな、という想いを強く持っていました。日本にいながら英語をしっかりと学べる環境を探していたところ、東京エアトラベル・ホテル専門学校の英語キャリア科のことを知りました。エアトラは、接客系の学科はどこも英語に力を入れていますが、英語キャリア科のカリキュラムは英語のみの授業も多いので、英語漬けの毎日を送ることができると思い、入学を決めました。英語ができれば仕事の選択肢も広がります。エアトラの英語キャリア科は、英語を幅広く学びながら自分のやりたいことを模索し、それに向かって努力できる学科です。
入学後は、英語が飛び交う授業にとても戸惑いました。先生が話していることも聞き取れませんし、簡単な受け答えでも言葉に詰まってしまうような状況。それでも授業の約9割が英語という環境で学ぶにつれて、少しずつヒヤリングもスピーキングもできるようになってきました。何よりネイティブの先生やTA(ティーチングアシスタント)と気軽に英語で話せる環境だったことが、「英語に慣れる」「外国人と接することに慣れる」ことにつながりました。専門学校の2年間だけで完璧に英語が話せるようになるわけではありません。でもこうして「慣れた」という土台があれば、就職後も仕事をしながら英語力を高めることができますよ!
ANAインターコンチネンタルホテル東京 勤務/英語キャリア科/2022年卒/「外国からのお客様とのやりとりは英語がメインですが、英語が母国語ではないお客様も多いため、アクセントなどに慣れるまでは大変でした」と語る藤井さん。「今はだいぶ慣れましたが、それでも上手く受け答えができないことはあります。でも失敗を引きずっていても、次から次と電話がかかってくるので、落ち込んでいる暇はありません。この仕事をするうちに、前向きに気持ちを切り替える強さも身についてきました」。