2年生の担任をしながら、国家試験課題や編み込みアレンジ、コンテストヘアの技術などを教えています。大切にしているのは、卒業後に美容師として長く続けていけるための指導です。技術は就職してからでも教えてもらえる。でもその前に、まずは社会人としてどうあるべきか。美容師で一番大事なのは、気配り、心配り。学生のうちから細やかな気遣いができるよう、日々アドバイスしています。特にサロン実習の授業は、カウンセリングから仕上げまで学生が行うので、実践的に接客を学べる機会。サロン現場で必要になる気遣いをリアルタイムで教えています。この時は、先生から美容師の先輩に戻りますね。卒業生が学校に遊びに来て言うんですよ、「先生が言ってたこと、今すごくわかります」って。ああ良かった、間違ってなかったんだなと思える瞬間です。
先生でありながら美容師の先輩でもあるので、何でも気軽に質問できる距離感や雰囲気を大事にしています。もちろんメリハリも必要。国家試験対策では、一回一回を本番のつもりで臨むよう指導しています。「今は集中してやる時間」と教室の空気から感じさせ、集中して頑張れる環境をつくることを常に意識しています。また、伸び悩んでいる学生には大きな目標と小さな目標を設定。ひとつずつクリアすることで自分が上手くなっている実感を持ってもらい、最後に大きな目標を達成できるように指導。全員合格をめざして全力でサポートします。
今を楽しむことも必要ですが、将来をしっかり考えて成長できる環境に自分を置くことが大切です。未来のために自分のために、しっかり考えて学校を選んでくださいね。みなさんと出会えることを楽しみにしています!
専門/美容学科・技術全般
ル・トーア東亜美容専門学校卒業後、Le SALONに勤務。チーフスタイリストを務めた後、母校であるル・トーアの教員に。先生として、美容師の先輩として、学校の先輩として、目線の近いアドバイスで学生から慕われている。