自分が選んだ美容師の道。毎日思い切り楽しんでます!
サロンワーク以外に卒業式やブライダルのヘアも担当。リボンやパールを使ったり、胡蝶蘭やチューリップの生花をつけたり。普段のスタイルとは違って夢や憧れを叶えるものなので、絶対に誰一人同じにはしたくないと思っています。私はわりと関係性の深いお客様が多くて、成人式や卒業式のヘアを依頼してくれることも。そんなお客様の結婚式まで担当できたら、スタイリングしながら号泣すると思います(笑)。そんな風にお客様の人生に深く関われるのも美容師のいいところ。だって、多い人なら年に12回会うんですよ。美容師って家族の次に会える人なんじゃないかなって。そんな話をお客様ともよくするんですが、すごく幸せなことだと感じます。
実を言うと、私がル・トーアを選んだ大きな理由は学校がすごくキレイだったから。白で統一された清潔感のある校舎を見て「カッコいい!」と驚きました。今思えば毎朝の掃除の賜物ですね。ル・トーアでは校内の掃除をとても大事にしていて、「床に寝転べるぐらいキレイに」というほど徹底していました。当時は大変だと思いましたが、サロンでのアシスタント業務は掃除がメインと言ってもいいぐらい。お客様にとって非日常の空間だから、見えないところも美しくなければというのは、恐らくどのサロンに入っても同じだと思います。学生時代に「どこから見ても、誰に見られても美しく」という意識を叩き込まれたのは、プロとしても役立っていますね。
メイクや服の雰囲気を参考に似合うカラーを提案します
どの仕事でも同じですが、自分がやりたいと思ったなら覚悟を決めることが大事。お客様からも「美容師の仕事、楽しいですか?」って聞かれることが時々あるんです。私は美容師が楽しいし、この仕事ができて毎日嬉しいなと思っているけど、そうじゃない人もいたし、好きなんだけど薬剤で手が荒れてしまって残念ながら続けられないという人も見てきました。合うか合わないかなんて、やってみないとわからない。だけど本当にやりたいと思ったなら、まずは飛び込んでみないと始まらないんです。自分のやりたい道に進むには勇気が必要ですよね。だけど、美容師は覚悟を決めたらきっと楽しい仕事だと、私は思います。
ここでの経験を生かして、いつか海外で働いてみたい!
Qilt +LIM勤務/美容学科 卒/2018年卒/ハイトーンでつくるベージュ系カラーが得意というYOSHINOさんは、自身もハイトーンがトレードマーク。一人ひとりに似合うカラー提案をはじめ、ブリーチによる乾燥や色落ちを防ぐアフターケアまでトータルにアドバイスをおこなう。モットーは「髪にも日々の生活にも負担をかけないスタイル」。髪のダメージはもちろん、自宅でのケアやスタイリングに負担がかからないよう、丁寧なカウンセリングを心がけている。プライベートではNYなど海外を旅することも好きで、今後の目標は外国で仕事をすること。「今一番行きたいのはフランス。実は雑多で、みんなが必死に生きている感じが好きなんです」と話してくれた。
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