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  • 伊藤 杏さん(音楽サービス創造学科/舞台音響スタッフ)

愛知県認可/専修学校/愛知

チュウブガッキギジュツセンモンガッコウ

音響卓を自在に操り、会場に響く音のバランスを整える

先輩の仕事紹介

お客様と演者、裏方が一体となり感動が生まれた瞬間、舞台制作の醍醐味を味わえます。

舞台音響スタッフ
音楽サービス創造学科/2022年卒
伊藤 杏さん

この仕事や研究の魅力・やりがい

私は、地元愛知県で1949年に創業し、中部地区を中心に海外も含め舞台芸術やイベント、劇場管理などを行っている企業に舞台音響担当として勤務しています。そのため、オペラやミュージカル、バレエ、ダンス、日本舞踊など舞台芸術の現場、さらにはお祭りなどのイベント会場にも出向きます。現場では、音響、照明、映像、進行、管理の各スタッフが協働しながら舞台やイベントを創造しています。そして、それらのスタッフが演者を支え、演者がお客様を笑顔にしていく一体感は何ものにも代えがたく、やりがいを感じます。演目が終わった後の拍手喝采に包まれている瞬間は、とても感動しますし、演者を支える一員として嬉しく思います。

この分野・仕事を選んだきっかけ

高校生の頃にはじめて行ったライブハウスで、生音の迫力に感動しました。その後も大小さまざまなコンサートホールやライブハウスに足を運ぶうちに、大規模なホールならではの演出や小規模なライブハウスならではの生音の良さに気付き、舞台芸術の面白みを肌で感じるようになりました。そのことから、音響の仕事に興味を持つようになりました。本校入学を決めたのは、舞台音響スタッフになるという夢を叶えるためです。そして、演者とのコミュニケーションには欠かせない楽器の知識や技術も同時に学べるというカリキュラムはとても魅力的で、楽器の特性を踏まえた舞台づくりができることは自分の強みになると考えたからです。

規模やジャンルなどに合わせて、音響システムを組む

学校で学んだこと・学生時代

在学中は、インターンにも積極的に参加しました。そして、就職後に必要とされる実践力を磨いていくとともに、仕事に対する理解を深めていきました。参加学生みんなで役割分担をして舞台を創り上げ、地域のお祭りで披露したり、イベント会社のキャラクターショーで基本的な音響オペレーションも経験させていただいたりしました。さらに経験を積むために、結婚式場でも音響オペレーションのアルバイトをしました。このように一貫して夢を持ち続け、努力したことにより、叶えたかった夢を掴むことができました。在学中にさまざまな現場を経験したことで、今何が求められているのかを理解できるようになったことも良かったです。

磨かれた技術とセンスで、客席に届く音の調整をする

伊藤 杏さん

株式会社 若尾綜合舞台 勤務/音楽サービス創造学科/2022年卒/舞台芸術はもちろん、イベントの演出、劇場の管理・運営なども行う会社に就職して2年目。先輩からの指示を受ける前に自分から積極的に行動することを心掛けながら、音響を中心に舞台制作に携わっている。「さまざまな現場を経験する中で、次はさらに良い演出を成し遂げたいと意欲的に考えるようになりました。好きな仕事に携われていることが日々のモチベーションにつながっていますし、どんどん成長していきたい。現場によっては一人で全てのオペレーションを行うこともあります。早く全てを任せてもらえるようになりたいです。」と語ってくれた。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先輩が学んだのは…

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