1年次は日本の建築物のベースとなる木造建築の設計課題からスタート。私は最初からオリジナリティを追求するのではなく、お手本を模倣することから始めることを心がけています。お手本を徹底的に観察して基礎をしっかり身につけることで、設計の基礎が理解でき、その先の「オリジナル」につながっていくと思っています。
将来は宮大工を目指しています。母に勧められ、手を動かすのが好きな自分に向いていると思うようになりました。何百年も守られてきた寺社仏閣を修繕する仕事なので、失敗できない責任があり、それがやりがいでもあります。自分たちの代でも文化を守り、これから生まれてくる世代に引き継げる宮大工になりたいです。
大学受験をして合格しましたが、座学中心の大学より、実習が多い中央工学校のほうが自分のやりたいことを学べると思いました。ギリギリまで迷って、最後の面接で先生に背中を押していただきました。
先生方が「本物の職人」で、実際に現場で使っている技術を教えてもらえる学校です。宮大工を目指すなら、寺社仏閣をたくさん見ることが大事。私自身、高校時代からもっと見ておけばよかったと感じています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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1限目 | 設計製図 | 建築材料実験 | 建築法規 | 木造技能実習 | 規矩術 | |
2限目 | 設計製図 | 建築材料実験 | 建築法規 | 木造技能実習 | 規矩術 | |
3限目 | 設計製図 | 木造施工積算 | 構造力学 | 木造技能実習 | 規矩術 | |
4限目 | ||||||
5限目 | 設計製図 | 木造施工積算 | 構造力学 | 木造技能実習 | ビジネスマナー | |
6限目 | 設計製図 | 建築一般構造 | 建築計画 | 木造技能実習 | 数学 | |
7限目 | 設計製図 | 建築一般構造 | 建築計画 | 木造技能実習 | 数学 |
授業では釘を使わずに木材をつなぐ「継ぎ手」など、伝統的な技術を学んでいます。学校帰りはもんじゃ焼き屋さんでアルバイトしています。お客さんの目の前で焼いて、喜んでいただいています。