日本のファッションデザインの教育というのは、どちらかと言うと洋裁の延長上にあり、製図であるパターンと縫製などもの作りが中心となりデザインがその後に来ているように感じます。本校では1人の先生がパターンも縫製もデザインも教えて行く形ではなく、デザインはデザイン、パターンはパターン、縫製は縫製の先生が専門分野として教えています。私は海外のファッションスクールで学んだヨーロッパのデザイン手法を用いて、独自のデザイン発想プロセスの教育を創り上げ、学生達へ伝えています。いろんな方向からリサーチを行い一つの世界観を作り上げてコレクション展開をしていく。ただデザインを発想するだけでなく、自分の気付きから最終的に服の題材につなげて、どうデザインまでもっていくのかというプロセスの部分を学んでもらいます。
ヨーロッパベースのデザインの授業を行っています
授業では学生と一対一で話し合い、共にデザインを模索しながらコレクションとしての世界観を探っていくすぎ山先生。「自身の個性をしっかり見返しデザイナーとしての癖をみつけ、その上で誰のための、どんなジャンルのデザインを実行するかを客観的に分析してデザインの核となる物を探ります。エゴのデザインではなく人に共感してもらえるデザインを、共感を得られなければ売れないので、人に理解してもらえるものをデザインとして出していく必要がある。その為にはしっかりとしたリサーチを実行しなければなりません。」と語ってくれた。
いかにリサーチするかによってデザインは大きく変わっていく
日本国内だけではなく海外でも活躍できるファッションデザイナーになるにはきちんとデザインの考え方を学ぶ必要があります。本校では独自のデザイン発想プロセスにて実力をつけることができる学びを提供しています。
教職の傍ら自ら現役ニットクリエイターとしても活躍。作品はアーティスト・タレント・映画の衣装として展開
大阪文化服装学院卒業後、ニットアパレルメーカーにてデザイナーとして勤務。同時にフリーデザイナーとして大手セレクトショップのオリジナル商品企画を担当。大阪文化服装学院教員入職後、イタリアフィレンツェPOLIMODA校マスター学科に留学。帰国後、教員に復帰しスーパーデザイナー学科を立ち上げ学科長に就任。現在は教務部長・クリエイティブディレクターとして勤めている。
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